Diary/2006-02-17
相変わらず「ツンデレ」なるものは激しく誤解されている
ツンデレという属性に典型という概念を紐付けして結果としてその可能性を狭める言説には実際げんなりする。
それは定理であって定義ではなく、定理を基に論を立てる限りその意味するところが明らかになろうはずもない。「三角形の内角の和が常に180度である」ことは「三角形とは何か」をほとんど説明できていない。三角形について論ずるときは「三角形とは一直線上にない3点を結ぶ線分によってなる図形であるが」と前置くのが正しい。
ツンデレにおける、そのような簡単で完結で間違いのない定義は「ツン状態とデレ状態を持つキャラクター」というものであって、それ以外の説明は基本的に余計なものだと考えるべきだ。むろん無意味ではないにしても。
ゆえに、「ツンデレの魅力とはそのベタさだ」というような言説は、無意味でも間違いでもないが、見当外れだとはいえるだろう。これは、「三角形の美しさはその左右対称性にある」というような論に似た陥穽にはまっている。現象を見て定義を見ないとそういうことになりかねない。