きゃっと・ふぃすと

2007/10/3 水曜日

【ネタバレ】グレンラガンやっと終わった

Filed under: アニメ感想 — もりやん @ 23:03:17

「一回転すれば、ほんの少しだが前に進む。それがドリルなんだよ」

そのわりに同じ失敗を何度でも繰り返してくれるじゃん。

だがまあ、正直なところ侮っていたとは言わざるを得ない。最終回の超絶クォリティは軽く想像の斜め上を行った。今更映像と演出だけでちょっと泣きそうになったほどだ。ちょっと泣きそうになってるのに話の中身がなんにもないあたり涙ちょちょぎれるが。

はいはい、SFがやりたかったんだね。じゃあSFやれば?

———————————

後でまた対談するが、対談相手に通じないであろうネタはとりあえず吐いとこうか。

うん、人類の進化ね。俺そのネタ大好物でさ、イヤなのに感じちゃってる自分がマジで屈辱的だったんだけど、でもその話とことんシモンの個人的な感情と絡んでこないよね。

マルドゥック・スクランブルで、唐突に人類の進化ネタが始まって特に続かずに終わったとこあったんだけどさ。ブラックジャックのシーン。
あれなんで俺ボロ泣きかって、あくまでも主人公の自分なりのストラグルの果てにそれが見えてくるからですよ。生き残るための戦いが彼女に未来を垣間見せてしまったのが面白かったんであって。

世界を守るために守り、人類の進化のために進化するんじゃまさに自家中毒で面白くもなんともないの。デカい話の根っこには個人的な事情こじつけるって、別に熱血とかSFとか関係ないエンタメの基礎の基礎じゃねえのか。

つかさ、「私は明日に向かいます(失ったものに囚われることなく新たな絆を求めます)」→「俺のドリルは天を創るドリルだ!(銀河中の螺旋族が!)」って普通に繋がるのになんで繋げないの?
なんでそこでニアを無視するの?
ラガンのコクピットに居る意味あんの?

かつて同じシチュで倒したロージェノムが今度は仲間として道を切り開いてくれとるわけやん。

「今更父親面できるとも思わぬが」

しろよ!
シモンとずーっと乳繰り合っててどうすんだ!
なんてホモアニメだ!
超級覇王電影弾パロなんぞやっとる場合か!
ニア消滅よか戦闘中の空気っぷりのほうがはるかにかわいそうだわ!
結局ニアは15話でも27話でもなんもやってないし言ってない。
ループループ!
クッチー自重。

巨大ロボ→等身大にバトルのスケールが遷移する意味の話。
もうガンダム見ろで説明終わりなんだけど、あえて説明すると、一見高尚で壮大な話の根っこが卑近で矮小であることの視覚的表現。

ガンダムVSジオングだと、なんか連邦VSジオンとか人類圏の覇権を賭けたとか最強のパイロットはとか、そんな戦いに見えるんだけど。
アムロVSシャアだと、「ララァが死んだのはお前のせいだ会議」にしか見えない。
根っこにそういう卑近で矮小で人間的な感情があるから、気宇壮大なバトルにも感情移入できるんだよ。

ガン×ソードはそのまんまやってたね。
最後の敵はとにかくでかい。言うこともでかけりゃロボもでかい。
主人公も「新しい力と古い力の融合?!」とか、なんか抽象的な存在になっていく。そして剣がでかい。
なんだけど、最後は等身大で、嫁の敵を討って決着するんだよ。
根っこのところでは、復讐。
去り行く背中が小さい。

翻ってドリルはどうか?
巨大なハリボテの中からコアが飛び出してくるたびに、主人公の卑近で矮小な感情が、人間的核が剥き出しになっていったか?
ニアへの愛を叫んだか?
NO。(よつば風に嫁)
「当たり前だ。人間はそこまで愚かじゃない」

ニア抱えて言うことがそれかよ!
ていうか愚かなとこしか見てきてねーよ俺ら!

最後のラガンインパクトが武装錬金ばりに真赤な誓いだったら良かったんだけどね。
絵だけはそうなってるんだけどね。
台無し。

つかラストバトルにきてニアよりアーテンボローのほうが目立ってどうすんだ。
ありえんでしょ、常識的に考えて。
せっかく生き残り全員で天元突破合体したのに、ずーーーーーーーっと入れ続けてるツッコミをまたやらにゃならんね。
シモンひとりで勝てんじゃん。
ループループ!

細かく見ると、気合萎える→気合入れ直すパターンを2回やっちゃって盛り上がりどこがわかんなくなるのとかダメなとこばっか色々ループループ!

神アニメなのに最後まで名作になりそこねたね。

2007/4/22 日曜日

天元突破グランガラン始まりました

Filed under: アニメ感想 — もりやん @ 9:04:12

 何これ。

 3話までと全く別物。作画以前にコンテが酷い。コンテ以前に脚本が酷い。そもそも根本的にセンス違ってねえ?

当たり前のことを書こうと思う

 落ち着いた。

 まず確認しなきゃいけないのは、作画が崩壊していないこと。もちろん作風にマッチしていないのは事実として。
 また、変化をつけるタイミングとしていかにも拙かったことは指摘しておきたい。シリーズ構成の中島氏が脚本を担当し、ド真ん中のコースでテンションだけを上げてきた1~3話の後にこれはあまりにショックがきつすぎる。新キャラ投入と被ったのも当然に拙い。説明するまでもない。こういう遊びは作品が安定してからやるべきだった。

 では、作画のクォリティ自体は高いものと言えるのか?
 顔が全然似てない、という問題はひとまず棚上げするとしても、そうした発生する諸問題を埋め合わせるほど素晴らしい作画だったとは、俺は言わない。言えない。リーロンだけは元通りだったよね、では何の慰めにもならない。むしろそれが作画崩壊感を助長している。
 特訓シーンは動きだけ見ればコミカルで面白いシーンだったといえるが、シモンが突然ラガンになってしまうような基本的かつ致命的なミスを犯しているようでは評価に値しない。誰かツッコめよ。合体バンク周辺のグレンラガンの動きは、クォリティこそ高いものの、やはりノリが違いすぎて明らかに浮いている。ごく個人的な感想を述べるなら、合体シーンでは噴きたいのでもっとタメが欲しかった、というところ。
 そもそも作画を云々するにはコンテが、なんというか、演出意図がわからない。率直に言って、わかりにくい。それでいて、とりわけ面白くもない。グレンラガンと敵ガンメンの力比べのシーンなど、観ながら疑問符が止まらなかった。

 何より脚本が拙い。カミナがただの馬鹿にしか見えない、というのは、それだけで批判しようとは俺は思わない。カッコいいときとのギャップを見せる演出とすれば、ギャグ回としては合理性がある。むしろそこでツッコミ役になるべきヨーコの存在がほとんど消えているのが問題で、ヨーコはカミナが気になってたんちゃうんかい、というツッコミに対しては一切のフォローをしかねる。
 気合と根性を動力にしているはずのグレンラガンが空腹で止まるに至っては言葉もない。ギャグとしてはタイミングが悪すぎるし、シモンとカミナの緊張感のなさを笑うには3人娘の危機的状況が無視できない。要するに繋ぎが悪く、展開が唐突で状況がつかみにくく、そもそもストーリーが面白くなく、率直に言って下手だ。
 もっとも、今回作監の小林氏が脚本を弄ったらしく、脚本家の技量不足というより単純な作業不備……なお悪いような気がするが、そのように捉えられないこともない。が、脚本山口氏はGONZO所属であり、個人的な視聴経験からしてこの酷い出来も当然の感がある。GONZOならありうると。

 総じて、3話までの内容に思い入れを抱いていた視聴者に違和感を持たれるのは当然であり、かつ、わざわざフォローしなきゃならんほど立派な出来ともいいかねる。ただし、安直に作画崩壊を叫ぶのだけは違うと、アニヲタの端くれとして感じる。

 ちなみに、小林氏は正式にローテーションに組み込まれているとの情報があるが、まあ、マジ勘弁してください。俺はロボットアニメが観たい。男前な兄貴が観たい。ヨーコのデカっ尻も観たい。
 仕方がないので、グレンラガンとグランガランを交互に観るつもりで、心が折れるまで追いかける所存であるが。

2007/4/15 日曜日

アイドルマスターXENOGLOSSIA 第1話のまとめ

Filed under: アニメ感想 — もりやん @ 20:41:21

プロメテウス1 こと 黒曜の君

 黒曜の君が担った役割とは何であったか。
 『舞-HiME』は2クール目に入って陰惨な展開が続いたが、物語としては間違いなく陽性であって、オチが大団円になるのは規定事項といってよかった。
 黒曜の君の役割は、大団円を予感させることだった。ありていに言えば、コメディリリーフだった。こんな奴が出てきたからにはもう安心、決してひどいことにはなるまい、と思わせるためのキャラクターといっていい。
 例えばブラック二三さんなど、展開としては鬱だが絵面的に、ていうかテメー巨乳好きかと思ったらメイド属性か、というところで噴かざるを得ない。

 ストレスフルなストーリー展開を万人向けに落とし込むには、こうしたある種の「安全ライン」の確保が肝要になる。
 この手法の典型例が『魔法先生ネギま!』で、長編エピソードの終盤には必ず「ここからはポジティブ」というポイント・オブ・ノーリターンが明確に設定されている。

 XENOGLOSSIAの場合、これが1話から投入されてきている。やよい、というかペンギンが和みキャラであることは言うまでもないが、緊張感溢れるシーンで春香たんに大興奮して飛び出してくるインベルのインパクトはある意味ペンギン以上であり、盛大に噴いた。つーかなんだこのヘンタイロボ。
 インベルが格納庫から飛び出してくるシーンも、コメディっぽい動画になっている。あのカメラワークはインディジョーンズ風に転がる岩に追われるシーンとかを連想させる。これぞ動きで語る動画。
 ある意味では動画がシナリオと乖離しちゃってると言えなくもない。というかシナリオがまだ何も言ってない状態なので、動画から読み取るしかない。動画に集中して観てれば非常に滑らかで視聴者に優しいアニメだと思うんだけど。

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