きゃっと・ふぃすと

2005/7/25 月曜日

Diary/2005-07-25

Filed under: 過去ログ — もりやん @ 19:50:06

おまいら更なる燃料投下が来ましたよ

 OK、この調子でダイナマイト投げてくれればシリーズ化してコンテンツにできそうだ。

 とりあえずはてなブックマークから逆探知した言及元&関連記事。紹介のみとかは除外。

 支離滅裂で妄想全開な上に基本的な言葉の間違いが多すぎてどこから突っ込んでいいのかわからない。INNOCENTってなあ形容詞だぞ。俺ぁなあイノセントだかイノセンスだかって単語を見るたびに未完の傑作Webエロ小説Pure Innocenseを思い出して鬱になるんだよ! 軽々しくそういう言葉を使うな!

 まあ、この文書がタダの電波であることはマトモな脳の持ち主なら秒で分かると思うのである意味気合入れて叩く気がしないんだが、この状況自体にはちと気がかりがあって、要するにこういう国際的な団体に目ぇつけられるほど日本の現状は「そういうこと」になってるのか?ということ。ぶっちゃけ国連あたりから突っ込まれると萎えーで済まなくなる恐れがあるかもっつーのはまず被害妄想だと思うが、女性の人身売買に関してはそういう勧告が出てた気がするんだよな。つーか、子供の人権保護って観点ならまずDVじゃねえか? どーも時流に乗って叩いてる感が否めねーんだよなあ。

(追記)
 バイト強化週間実施中に付きシカトすることにした。あとリストにテリオスが入ってることを卿さんにチクっておくw

今日の一句

ツナギ脱ぎ 掠め去りたり 「やらないか」

今日のクリップ

AO [Amazing Odrer] ネコシルたんが泊まりにキタコレ!!(*’ヮ’)
流浪のネコシルたんがかわいすぎて死ぬ。つか、もうこれ全然一般ライアーファンが立ち入れる領域じゃないよね。
ワルプルギスの夜 しゃあ氏から要求された白霞さん
ベルトは良いものだ。
PS2『デュエルセイヴァー デスティニー』新キャラ追加&予約特典決定!!
水橋かおりだとぅ……。それは危険だ、あまりに危険だ。
motor home カレー
図らずもカレー中の俺。カレーはいい、心が洗われる。最近カレーライスじゃなくてもぜんぜん問題ないと思うようになったよ。
25日は千雨の日!
ちうかわいいよちう。萌えるのはもちろんのことながら、なんかこういろいろと、ネギまでは異彩な存在感を持つ娘だ。
竹箒日記 あやかしびととユーベルブラッド
ユーベルは金なくて買ってないけどオススメです。ケインツェルはマジヤバイ。男装少女とかなんかそういうネタ多すぎ。

玉置勉強の乳

 バイト中にぼんやり考えていたのだが、玉置勉強の乳はエロい。巨乳な。貧乳も当然にエロいが巨乳もエロい。
 で、どうエロいのか。つらつらと、あれは一体いかなる乳であるかと考えていたが、要するにみっともない乳であるというふうに結論付けた。ぶよぶよと体に不釣合いに太った不恰好な乳だ。お世辞にもスタイルがいいとは言いがたいものが多い。だが、それがいい。
 玉置勉強の貧乳も考えてみたのだが、痛々しい。甘詰留太の貧乳は痛々しいながらも微妙に柔らかそうなんだが、玉置勉強の貧乳は硬そうだ。だが、やはりそれがいい。

 玉置勉強はみっともなく育ってしまった性欲を妙な愛情を持って描ける作家だと思うのだが、そんなところが乳に反映されていると思うのだな。なんとも絵は便利なことだ。言葉で表現してもなんか陳腐だものな。あの乳以上に説得力のある文章表現ってなんかあるかな。

2005/7/24 日曜日

Diary/2005-07-24

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寝坊した

 OPが変わってからますます起きるのがめどくなった俺がいる。

( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

トヨタ衝撃、派遣社員がロリコン副業

 はいはいわろすわろす

げんしけん6巻買ってないよ

 JUNGO!JUNGO!のササハラ荻上な漫画とかがもうたまらなく素晴らしくワイールでこのDokiDokiはなぜ止まらない。笹荻って妙に妄想が弾むんだよなあ。なんていうのかな、描かないことというか、サービスの抑制というか、意地悪とは違う方向のなんかがげんしけんの魅力である気がしてきた。

筆がノり始めたので『げんしけん』

 読む前見る前プレイする前に妄想のピークが来てしまうのは必然だと思うのだがどうよ。

 『げんしけん』はキャッチーな漫画であるか否か。キャッチーである。何がキャッチーかってネタがキャッチー。理想の、というか郷愁のというか、ともかくオタクサークルを描いた作品。旧来のオタク漫画と異なるのは戯画化の手法。だと思う。ヒラコーのオタ漫画すら読まずに書くが、この手の作品の一般的な描き方では、キャラは戯画化するがネタは戯画化しない。ガンダムとか普通に出す。しかしキャラクターは明らかに「実在しえない」。『究極超人あ~る』の存在をたった今まで忘れていたのはやっぱり読んでないからだが、やっぱりどう考えても田中一郎は存在しえない。
 しかし現視研は「存在しうる」。の、だが、しかし、くじアンは「存在しない」し、笹原たちもまた「存在しない」傾向が強い。たぶん、聖学電脳研究部より「存在しない」。『げんしけん』はフィクションの中のリアル。その逆はフィクション的なリアル。これはたぶん『ラブやん』。カズフサは存在する。ジョニーも存在する。ケロロ軍曹も存在するだろうな。
 木尾士目は元々リアルな、生々しいフィクションが得手な作家である。なので、フィクションの中のリアルなフィクションを始めてしまう。咲ちゃんとか。なのでこのへんは「物語量」が多い。

 咲ちゃん・大野さん・オギーを比較してみる。咲ちゃんはリアルなドラマを背負うことで、『げんしけん』世界に背骨を通しフィクション的なリアリティを与えている。大野さんは現実の属性(腐女子)を背負って戯画的なリアルを作中に持ち込む。オギーはというと、ただそこにいる。彼女だけは現視研の中で自由に振舞える立場にある。
 これは男性陣を見るともっと分かりやすい。斑目は『げんしけん』の「劇中劇」における主要な登場人物であり、かつ戯画化された現実のオタクである。コーサカは咲ちゃんに同じ。田中さんとくがぴーとあとハラグーロとかその他は戯画化されたオタク。そしてササハラだけが「ニュートラルな現視研の部員であるオタク」ということになる。
 ゆえに、ササハラと荻上の組み合わせは『げんしけん』世界の中でもっとも自由に存在できるカップルである。おお、証明できた気がする。斑目と咲ちゃんの話とかは、物語的強度が高いので感情移入はしやすいが、いじりにくい。単純に描写の密度が薄いので補完の余地は多分にあるが、例えば咲ちゃんが斑目になびく展開はどう考えてもありえない。

 気付いたら笹×荻は萌えなんだよ!!!11という話まで戻っていたので再構成すると、『げんしけん』には「リアルなフィクション(その世界を緻密に描くことで“ありそう”と思わせる)」「フィクション化されたリアル(その世界に現実との共通点を与え“あるある”と思わせる)」という二つの要素がある。木尾士目は、この二つのどちらかを削ぎ落とすことをせず、かつ各キャラクターに二つの要素を分担させた。これによって過剰な物語化も戯画化も避けられ、現視研をただ『げんしけん』として(「リアル」に)描くことが高いレベルで可能になった。ただし、これは作風の分裂というマイナスも孕んでいる。してみると、5巻の展開は両要素の統合のために必要だったことがわかる。良くも悪くも化学変化してたけどな。

リアリティとリアリズム

 書き終わってから気付いたのだけど、これは俺がたまに使う「リアリティ」と「リアリズム」の対比ジャマイカ。

 その物語の物語内法則がちゃんとしてるのが「リアリティ=現実性」。その物語の法則が現実に近いのが「リアリズム=現実主義」。この言い方だと夏葉薫さんの言う「手からビームが出る理由」っぽいけど、人間関係etc.にも適用できる話。これは特にリアリティがリアリズムと全く別個の概念であるというところが肝要で、要するに『ToHeart』はリアルだといえるということ。

リアリティ

807 名前:(’A`) 投稿日:2005/07/23(土) 21:06:53

最近、ゲームのなかでイケメンがモテモテでもツライと思わなくなった。
なぜならそこには俺は介在していないから。
イケメンのセックスを覗き見しているだけなのだ。
俺はソープには行かない。ソープではチンコが立たないから。
のぞき部屋といって、他人が本番しているところを覗き見する風俗で抜いてる。
チンコぎんぎん。
ソープにはリアリティが無い。なぜならそこでは俺が主役だから。
実にリアリティが無い。
その点、のぞき部屋はいい。
俺が介在していない、関係ない他人の情事を俺が覗き見している。
そのリアリティがおれの股間を熱くさせる。
24年間の人生で身を持って味わった事から学んだ現実(リアリティ)
俺はもはやこの現実から逃れられる事は一生無いだろう、そして逃げる気も無い。

夏の葬列

 うわああああああああああああああああ。俺ねー、エロゲーの主人公が目線隠してるの嫌いなタイプなんですよねー。

今日のクリップ

週刊!?がっちゅみりみり放送局 ゲスト:鳩野比奈・中瀬ひな
リニューアルして3回くらいで飽きて聞かなくなってたんですが、今回久々に聞きました。まおゆえに。やはりまおまおはいい。内容も下品の極みで素晴らしかったですことよ。
コミック「バスタード!!-暗黒の破壊神-」のオンラインゲームが発表!:Slash Games (オンラインゲーム総合サイト) 2005/07/20
多分みんな思ってると思うけど、「MMOやってねえで漫画描け。」
niralog 制服と。なにか。
なんだそのなにか。すげー、なんかすげー。
KONCHIKIDOU 前屈中のこぬりちゃん
なんだこのこんにゃくと思ったらぺとぺとさんの人だったらしい。かわいい! ぷるぷる。
tenderness. 観鈴ちん誕生日絵 AIRポスター風
ああなんか良いなあ。観鈴ちんは偶像として非常に優れているよね。
DOLPHINICITY 新刊表紙
すきますきまー。すきますきますきまー。ゆあー。
okama サーファー少女
コメントが適切かどうか自信がない。水着的な何か。つーかすきますきまー。
FlatNumberOne 原稿進行状況
おおお、未体験ゾーンがここに。これはこれで良い。
KK’sWS: 夏い暑がやってきた
暑そうなんだけど微妙に涼しそうな感じもしてつまり夏い。花を覗きたくなった。

2005/7/23 土曜日

Diary/2005-07-23

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次世代Windows

ファイルが存在しません。

 というわけで、ロングホーンたんの中の人はWindows Vistaたんであるらしいのコト。

今日のクリップ

AZOZ: 生徒と関係を持った女性教師、「牢獄に入れるにはセクシー過ぎる・・」と弁護士が主張
「こんな魅力的でセクシーな若い女性を投獄するなんて、ライオンの檻に血の滴る生肉を放り込むようなものだ」と強く主張している。 分からんではないが。しかし哀れなのは14歳の生徒よのう。精神障害が原因だとしてって女性不信に陥りそうだ(;´Д`)
カタツムリを食べる芋虫が発見される ハワイ | Excite エキサイト : ニュース
糸吐き攻撃の使い手。ある意味リアルモスラか。しかし糸で拘束して殻の中に潜り込んで捕食ってなんかエロいなあ。
Romantic Fool ビッ子さんとアナスタシア
本家本元ビッ子さん。音さんが描くとデザインのキモがよく分かるなあ。そしてキャン玉の小梅デザインは神がかってると思うぜよ。
閑。: 近代麻雀にありそうな話
なんつーか、神が味方することもあるんだな。

2005/7/22 金曜日

Diary/2005-07-22

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レントンとエウレカとニルヴァーシュ

 まとまってないのでまとめないで書くが。

 少年・少女・ロボットという三者があって、まず一般的な役割分担は戦士・巫女・神だと思うわけだ。端的にはデモンベイン。
 だけど、エウレカは戦士としての役割も負っている。ん、あー、いや。乗り手、駆り手、ライダーではあるけれども「戦士」というのはややびみょい。そもそもニルヴァーシュは戦神ではないし。仏教つーと、阿修羅とかなら仏敵覆滅な感じになるけど、阿弥陀仏だしねえ。一切衆生悉有仏性とかゆうと微妙ににエヴァっぽくなるなあ。阿弥陀如来は一切衆生を極楽浄土に招く仏であると。現世利益からは遠いね。あんま関係なくなってきた。

 で、まあともかく典型的な形だと、「巫女」が「神」を喚び出し、感応し、活性化させると。「戦士」は「巫女」と絆を結ぶことで「神」の力を得るっていうのが美しい形だと思うね。このいわば直線的鉛直的関係がデモンベインにおいてはまさしく「三位一体」を成しているのが面白いんだが、どんどん脱線するね。修正。
 しかし、この戦士・巫女・神って構図、疑問抱かずに使ってたけど具体的にはどこから持ってきたんだろう俺。『MAZE☆爆熱時空』? いやいやそりゃ違う。あれー、具体例が思いつかないぞ。あ、『盟友機バディオーン』……。そんなばかな。でもユウ=戦士・AIバディ=巫女・エーテルサーヴァント バディオーン=神で成立してるじゃん。ホモかよ! あ、まて、『フルメタル・パニック!』は今後そうなる可能性が高いぞ。きっとどこかにイメージソースがあると思うんだけどなあ。

 まあいずれにせよ、凡俗の主人公である「戦士」が、神秘に片足突っ込んでる「巫女」を媒介として「神」に触れるってのがこの三者の働きだと思うんだよね。で、複座型のロボットではふつうパイロットが対等の位置にはない。少なくとも左右対称ってことはまずない。貴重な例外としては『ベターマン』のニューロノイドがあるものの、あれも任意のモードにおいては上下の複座だしね。MAZEだと前後対称というわけわからん配置なわけだが……。ま、『人機』とか『ガンパレード・マーチ』とか、なんにせよ二人パイロットの間に意味的な役割分担はない。対等というか、平均的な関係であるといえる。また脱線するけど、一般に戦士と神の間には主従関係が存在するから、神>巫女>戦士>神な感じで主従関係が成立してると美しいよね。この構図もどこかで見た気がするなあ。

 ここで、レントンとエウレカは対等だけど、交換可能ではない。実質的にはどちらかがコ・パイになるはずなんだけど、エウレカが天才ライダーである以上、レントンなんだよなあ、それが……。俺みたいにレントンをエウレカを導くものとして捉えた場合、ちゃんと役割分担は成立する。んだけど、エウレカが巫女である以上、レントンとニルヴァーシュの関係ってナニ?ってことになる。ここで困る。アミタドライブじゃん、って話もあるけど、それはアドロックの息子ってことだし、それだけであるはずがない。それは14話でドミニクが語っている。1度目はアミタドライブを届けた。だからその場にいた。でも2度目のときレントンがそこにいたのが偶然であるはずがない。「姉さんに……会えた気がしたんです。」ヒントはこれか?

 「姉さん」が現れたのは「秘密基地」バージョンのEDに使われてた、あの場所ね。あそこはどこかというと、「無意識の海」じゃないかなと思う。ただあれが阿頼耶識とかアカシックレコードとか「」とかそっち系のアレかというと、躊躇うなあ。レントンの無意識じゃん、かというと、もうちょい広くね? というのは、その直前のアネモネに追われるシーンで、エウレカに手を引かれて「出て」いるから。レントンの自我領域は脱していいると思う。すると、アネモネが来られない(?)ところからして、エウレカの無意識、あるいはレントンとエウレカの集合無意識かなと。サトリプログラムを起動する鍵がダイアンに関わる何かだとすれば、ああ、そゆことじゃん。妄想全開で喋ると、ダイアンはニルヴァーシュを通じてコーラリアンの向こうへの扉を開いた。しかしそれは完全には成功せず、姉さんの魂魄はアミタドライブに、肉体はクローニングされてエウレカとアネモネに、鍵として受け継がれたと。時系列合ってるのかなこれ。

 それと、すっかり忘れてたけど、レントンって機械と語れるんだった。ただ、何で忘れてたかっていうと、別にレントンがどうこうじゃなくてニルヴァーシュには明確に意思があるように見えるから。LFO全般じゃなくてニルヴァーシュのみがレントンに反応しているように描かれている理由にもならない。
 久々に第1・2話見ると思うことが多い。ニルヴァーシュのイメージは姫なんだよねえ。どうしてもエウレカとイコールっぽく見える。レントンの存在に意味づけを求めすぎかとも思うけど、2話見るとどうしても宿命的なものを感じざるを得ないんだよなあ。必然のボーイミーツガールじゃない?っていう。

 とっ散らかしたまま終わり。

2005/7/21 木曜日

Diary/2005-07-21

Filed under: 過去ログ — もりやん @ 19:28:54

相手がどんなゲスだろうが正等に取り扱わなければ己もゲスになる

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 高崎の小1女児殺害:人形に異常な執着 野木被告、放棄迫られ泣き出す /群馬

 高崎市北久保町の県営住宅で昨年3月、小学1年の女児(当時7歳)が殺害された事件で、強姦(ごうかん)致死、殺人罪に問われた隣人の会社員、野木巨之被告(28)に対する第5回公判被告人質問が15日、前橋地裁高崎支部(大島哲雄裁判長)であった。逮捕時に自宅から押収された「美少女フィギュア(人形)」について検察側に放棄を迫られた野木被告はこれまでの落胆したかのような態度をひょう変させ、「あの子たち(フィギュア)を処分することは、私の子供を殺すかのようなものだ」と激しい泣き声で訴えるなど、人形に対する異常な執着を見せた。

 この日先立って行われた弁護人からの質問に対し、野木被告はか細い声で「自分勝手でひどいことをしてしまった。被害者と遺"" ところが、続いて行われた検察側の質問で、検察官に「被告の作った『フィギュア』を被害者の遺族は取り上げたいと言っている。放棄しますか」と迫られると、「端から見れば汚い人形だが、自分を支えてくれた大切なもの」と言って泣き出し、「遺族の気持ちも分かるが、私が(被害者を殺害)してしまったように、相手から大切なものを奪ったら後悔するだろう。そんなことしてほしくない」などと頭を抱えて叫んだ。このやりとりを傍聴していた被害女児の母親は、野木被告の態度に憤った様子で、傍聴席から駆け足で退出した。

 最終的に人形の放棄を承諾した野木被告は「くそっ」と漏らしたままうつむきおえつした。閉廷直前、大島裁判長は「人が命を落とすことの重大性が分かりますか。その人はもう帰ってこないということです」と野木被告を諭した。【木下訓明】

7月16日朝刊

 そりゃあ俺だって年端もいかない子供を殺害しておいてフィギュアごときでピーピーわめくなとは思うよ。けどさ、法に定められた刑罰を超えて人を罰するのは私刑っていうわけだよ。公開リンチじゃん、これ。
 むろん、これが冤罪でないとして、被告に同情の余地はない。ないが、司法の場でリンチを認めるなんてことがあっていいわけないだろうが。裁判長は愚にもつかない道徳論を開陳する前にやることがあるだろう。反吐が出る。植草氏の手鏡没収もそうだけど、べつにこれらは凶器でもなんでもないじゃないか。
 被告に反省が見られないということはあるのかもしれない。禁固刑では有効な刑罰とならないという批判はありえるかもしれない。でもそういうのは立法府に言えよな。こんなのは司法の自己否定じゃないか。

 で、仮にロリペド変態のオタク野郎が幼女をぬっ殺した場合にはそのオタク野郎のオタク的財産を没収してよいというふうに刑法を改正することを考えてみようか、って書いてみたらすごく萎えたんだが、本気でそうなればいいと検察及び裁判官及び記者一同はお考えなのだろうか。だったらスーフリ的DQN野郎がおねーさんをぬっ殺した場合そのDQN野郎のDQN的財産を没収してよいというふうな法律があってもいいわけだよね。……あー書いてて恥ずかしくなってきた。つーかこういう「オタVS非オタ」的なポジショントークというかカテゴリ論というか、そういうことをしたくはないんだが向こうがその気なんだからしゃーねーべな。このフィギュア没収という仕打ちに、被告が唾棄すべきロリペド変態野郎であり存在自体が気持ち悪い社会の害虫であるということ以外にどんな根拠があるというんだ?
 俺は犯罪者の人権を守れとかいう主張には与しない。人に迷惑をかけた償いはあって然るべきだ。しかしそれはあくまで法の範囲内で行われなければならない。ってなんてつまらんことを書いてるんだ俺は。当たり前だろうがこんな話は。

 かように、この決定には人権的に非常に問題があると思うわけだが、同時にこれは被告の所有していたフィギュアが犯行の原因であると断じているに等しい。俺は萌えオタであり、美少女漫画・小説・アニメ・ゲームそしてフィギュアの全てをそれなりに愛好しているが、幸いにして今までは殺人を犯すこともなく生きてくることができたという解釈になるんだろうな。俺のような気持ち悪い人間が白眼視されることは人間の避けがたい愚かさの表れとして受け入れる覚悟はできているが、俺がそういう趣味を自由に楽しめなくなることには我慢がならない。そして世の中をそういう方向に動かそうという意思には非常な嫌悪を感じる。なによりそういう対処によってこのような凶悪犯罪を抑制できるとは全く思われないからだ。
 何せマトモな統計もありゃしないので自分の体験から語らざるを得ないのだが、俺は中学生の頃は何度か痴漢行為を働いたことがある。しょっぴかれることはなかったが。しかし高校に入って、本格的にこの道に入ってからはそうした行為を働いたことは一度もない。もっともこれは自分の精神的成熟や環境の変化(高校は男子校だった)によるものとも考えられるし、そもそも一例を挙げたところで特殊なケースと言われればそれまでだ。しかしこれらの反論はすべからくオタク抑圧論への対抗言論ともなっている。要するに何が悪いとか簡単に言えないでしょ。ピンボケした対応は問題解決の妨げにすらなりかねないだろう。

 それじゃあ今回のようなオタク犯罪者(確定すればね)に対してはどのような対策を取ればいいのかというと、何もないと思うんだけどね。そもそもオタクコンテンツが本当に犯罪の原因になっているのかを調べなければならないが、それにはまず薄弱な根拠に基いて一方的な決め付けを繰り返す某O氏やらM氏やらを初めとする連中を黙らせなければならない。最初から結論の決まっている議論に意味はない。それには、そうした薄っぺらな言説が持て囃される風潮を変えなければならない。ごめんもうやる気失せた。無理だよね。とすればもう、ふつうに一般的な犯罪抑止の観点でやるしかないじゃないか。ウチはそんなサイトじゃないのでそこには突っ込まないが。少なくとも、「フィギュア萌え族(仮)ですって、いやぁねぇー」なんて井戸端会議じみた態度が問題解決に対して真摯だなんて俺は決して認められないし、決して肯定できない。それは被害者に同情してるように見せかけて自分の心の平安を守りたいだけだよ。


 以上を踏まえて犯罪者予備軍であるところの我々オタクはどうすべきか。あーやだやだ、なんでそこに線引かなきゃならんかね。仕方ないのでそこに線引いて話を進めるが、いくつか論点はあると思う。

  • 感情的な反発をせず、冷静かつ論理的に反論する

 っていきなりできてない気がするが、まあウチは基本的に同族しか見てないと思うし……。当時にも言及したかもしれないが、石黒直樹氏が大谷明宏氏に公開質問状を送ったやり方などは、正直あまりうまいとは思わなかった。案の定その手の嗜好を持つ方たちから事務所あてに抗議の電話やメールが殺到。加えて配達証明つきの公開質問状まで送りつけられてきたとか、「ヤダヤダ気持ち悪い」で片付けられてしまったし。この対応はもちろん2chなどでは侮蔑と冷笑と憤慨を呼ぶに過ぎなかったが、そんなのは彼には痛くも痒くもなかったことだろう。こちらからわざわざ付け込む隙を見せて無用の騒ぎを広げる必要はないと考える。

  • 発言力を持つ

 上述の反省から演繹できることではあるが、論理的な正しさだけでは受け入れられない。要するに声のデカい方が勝つという至極単純な真理であると思う。個人的には余計なことをせずに引き篭もっていればいいじゃんと思わなくもないのだが、仮に積極的行動に打って出るとすれば正しさを訴えるよりは相対的にデカい声を持つほうが建設的だろう。松文館裁判も結局そういうことでしょう。馬の耳に念仏。勝つのは要するに社会的合意を得たほうだったということじゃないか。この時点でアングラであるオタには厳しい勝負とならざるを得ないのだか、幸いにしてだかなんだか、現在の一般的オタクイメージはかなりアングラから離れてはきていると思う。この機に冷静かつ論理的に論陣を張れるオタク論客がメディアに登場してくれるといいんだが……ま、救世主に期待しちゃいかんわなあ。選挙男とか、どうなんだろうねえ……。
 ちなみにもうひとつ問題があって、オタク業界には大企業が少ないために業界として影響力を持ちにくいというのがあると思う。一般に萌えビジネスは、巨大企業も生まないし、大きな資本を必要とすることもないと森永卓郎氏が語っている。俺はこの人の話はいつも眉に唾つけて聞いているが、これは一面の真理ではあると思う。ひとときのゲーム脳バッシングに対してゲーム業界がほとんど有効な反論を打ち出せなかったのを思い返しても、より小規模アングラ的なエロゲー・フィギュア等の業界が総体としてことに当たれるかというと非常に疑問。オタク文化圏の代表としての個人もいるに越したことはないのだが、業界の利益を代弁できる業界団体的な仕組みも必要だろう。ジュベネイル・ガイドなんぞ言語道断。

  • まともな社会生活を送る

 この口が言ったのか、この口が! いてぇいてぇ! これまた上から演繹できる話ではあるけど、これはある意味敗北主義的だよね。でも有効な戦術ではあると思うよ。ただ、このまともな社会生活ってのの中に普通の男女交際が含まれる可能性があるんだよね。普通のっていうのは『電波男』(読み中)で言うとこの恋愛資本主義のフォーマットに沿った、ということなんだが……かーっぺっぺっ!

 いじょ。疲れた。ああそうだ、俺は殺人犯と一緒くたにされたくないと思ってるけど、「いいオタク/悪いオタク」を峻別する方向に行くと、それはただ単に差別の対象が限定されるだけになりかねねーんで、そゆのは控える感じで。案外この陥穽に陥ってる人は多い気がすんだよな。

(追記)
 普通に読めば分かると思うけど、被害者遺族を批判する意図がないことは明記しておく。今回の処置を遺族が求めたことは理解できる。けどそれを司法が認めるかはまた別の話。

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