3/1(Sat)

■日経新聞連載終了ラッシュ

 昨日で、去年のノーベル物理学賞受賞者、小柴正俊氏の「私の履歴書」、連載小説「平家」が終わりました。共に楽しみにしていただけに残念です。

 「私の履歴書」は著名人が自らの経歴について語るコーナーですが、小柴氏はユーモア溢れる文章で楽しませてくれました。特に、就職する大学を選んだときのエピソードは爆笑モノでした。

 すでにアメリカで名を成していた小柴氏はまずかの地で就職口を探したらしいのですが、最初の大学は近くに3メートルのアリゲーターが出ると聞き、断念。次の大学では、応対するはずだった助教授がサソリに刺されて入院したと聞き、断念。結局は母校東京大学に戻り、ノーベル賞に繋がる研究を続けたそうです。

 それと、小柴氏が少年時代には音楽家を志していたというのも興味深い話でした。管理人のらっぱの師匠が、以前「音楽家には意外と理系人間が多い。科学と音楽には何かしら通じるものがあるのかもしれない」と言っておられたのを思い出しました。かく言う管理人も理系で吹奏楽部ですしね。

 他にも、カミオカンデ建設時のエピソードなど、興味深い話が数多く語られていました。その内単行本化されると思うので、読んでみてください。

 小説「平家」は平家の勃興と滅亡を描いた長編小説。大きな特徴はオタッキーな歴史考察とうんちく、そして平清盛、後白河法皇、そして源義経、この3人が非常に高く評価され、逆に鎌倉幕府開祖 源頼朝が悪人として描かれていることでしょう。

 真偽のほどは門外漢の管理人にはわかりませんが、相国清盛の先見と大志は男として憧れるものがあります。3人のスーパーヒーローを中心に描かれる平家物語は、歴史ファンでなくても楽しめるはず。オススメです。

 

 そして、今日から新連載が始まりました。今日読んだ感じではぶっちゃけ微妙なんですが、朝の楽しみになってくれることを期待しています。

3/2(Sun)

■本日のお買い上げ

 荒川弘『鋼の錬金術士 1〜3』(4はすでに保有)、緒方てい『キメラ 1』購入。ハガレンは最近ヘタレ気味ガンガンの一番星。テンポよく、ときに凄まじくエグい展開強引な設定のアクション漫画です。管理人はどうもこういうB級作品が好きらしく、荒川氏は読み切り「Stray Dog」が掲載された頃から目を付けてました。そして、満を持しての初連載(みたいなモン)が本作です。正直あまりにいい加減な設定が気にならんでもないんですが、そこは深く考えず。
 キメラはずっと買おう買おうと思いつつ後回しになっていた作品。ぶっちゃけた話ジャケ買いだったんですが、面白かったです。話は実にありがちなんですが、確たる技術を持って描かれたありがちな話に勝るものもなく。そしてリン超萌え。タキは最初はどうかと思いましたが、ちゃんといい奴で安心しました。こーいうヒーロー、好みです。コンプ決定。

3/4(Tue)

■橘裕『Honey 1〜5』読んでみた

 昨日友人から借りていたのがようやく読めました。「家まで返しに来るなら貸してやる」と言われ、漫画喫茶で読むからいいよ…。と言おうとして、このジャケ見た瞬間に「貸してください」と言っちまってた作品です。ほーたい!ほーたいて!

 とにかく、養護教諭のちーちゃんが萌えて萌えて仕方ありません。勘弁しろ。本当勘弁しろ。少女漫画の絵は、描き込みは凄いけどデッサンが滅茶苦茶ってことがしばしばあるのがイヤなんですが、これはヤバい。完璧に整った顔が超好み。よくよく思い出してみるとだって愛だもんの人じゃないですか。萌えるわけだ。

 んでまあ、少女漫画特有のトラウマ話が延々と続くわけですが、この神経の細い展開は好きです。他にも久我が好きとかボブ男が好きとか色々あるんですが、そういうキャラクター造形やドラマ展開が成り立つのもきめ細かい表情の表現があってこそ。よーするに萌えます。限りなく。しかもそこはかとなくえっちいのが堪りません。こんなに妄想が沸く漫画は久しぶりだ。生まれて初めて少女漫画買っちゃうかもしれない。

 しかし、天然ヒロイン+冷血男+ナンパ男の組み合わせってな花とゆめのお家芸なんでしょうか。カレカノなんかもこのパターンでしょ。
 そういえばカレカノも10巻までしか読んでないし、フルバも7巻までしか読んでない…って全部花とゆめかってのは管理人の少女漫画の師匠がそういう人だからなんですが。この際、勇気を出して全部揃えてみましょうか。カレカノ1〜15&フルバ1〜11&Honey1〜5全部どかっとレジに置いてみるとか…。

 

 ニ度と行けなくなるよ

3/5(Wed)

今日は起きるなり国会中継を見てました。なんか民主党がダメダメ。塩爺が言ってることの方が説得力があるように思いました。

 今日は多年度税制中立が論点になってました。これは要するに「今年は減税するけどあとで増税な」っちゅう話。今後7年間で減税と増税をほぼ同じにするらしいです。民主党は「減税は時限措置だけど増税は恒久措置」、つまり「7年後には結局増税が残る」って所を突いてたんですが、管理人なんか政府に金ないんだから仕方ないじゃんと思いますね。国家の収入の4割以上借金なわけですし。もちろん、無駄な支出も減らしてもらわんと困るわけですけどね。

 しかしあれですね。国会ってのは与野党が相手の矛盾を突き合う場所であって、国民の納得する説明を引き出す場所ではないんですね。聞き終わってもやっぱり釈然としないところは残ります。管理人の知識・理解力不足もあるでしょうが。

 

 

■ロミオの青い空 第31話

 しばらく見てませんでしたが、久々にチェック。

 前から思ってたんですけど、カセラ教授サイコー。知性と教養、深い思慮と寛容の精神を併せ持ち、常に他人の幸福を考える。ダンディです。男としてこの世に生を享けたればあのような中年になりたいものです。

 しかし、アルフレドとアンジェレッタがいないと寂しいですねぇ。いや、別にビアンカに不満があるわけではないんですが、でもやっぱりアンジェレッタとは違うわな。

 おてんば娘では思慮深い少女には勝てない。

 「家」では「病」には勝てない。

 金髪ショートでは黒髪ロングには勝てない。

 ああ…アンジェレッタ…。(出てなくてもこれか)

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