3/23(Sun)

前回までのあらすじ:シスプリは好きだが2は要らんのだよ。

 

 PS版を最初にプレイしたとき、マイシスターは千影でした。プレイ前の印象では、黒衣を纏い神秘的な雰囲気を漂わせる千影が好感度No.1だったのですな。

 最終的に、血縁エンドは可憐・鈴凛・千影、非血縁エンドは可憐・衛・咲耶・鞠絵・白雪・鈴凛・千影・春歌のものを見ました。花穂とかは幼すぎて食指が伸びませんでした。

 そして現在、マイシスターは鈴凛です。

 ですがこの鈴凛、G'sの人気投票では毎回ひどい順位、ネット上での人気はかなりマシなもののやはり低く、完全に二線級の烙印を押されています。

 次回は鈴凛の魅力について熱く語ってみたり見なかったり。

3/24(Mon)

前回までのあらすじ:鈴凛Love。

 僕がPS版をプレイしていたとき、実は鈴凛を攻略したのはかなり後のほうになってからでした。

 気になっていなかったわけではありません。見た目は割と好みだし、さばけた言動にも好感が持てました。ただ、可憐や衛や咲耶に比べてインパクトに欠けるのは確かだったのです。ともかく、僕が鈴凛に手を出したのは小学生組(?)を除けば一通り攻略し終えてからだったのです。

 そうして始めた鈴凛ルートでしたが、どうも今までとは様子が違っていました。

 甘いイベントがないんです。彼女の趣味・特技は機械いじり。口を開けば援助援助と小遣いをせびり、デートスポットは電気街かフリーマーケット(しかも小遣い稼ぎ)。プレゼントをくれたと思えば中身は貯金箱。料理をふるまってくれたと思えば激辛タイスキ。可愛げのかけらもありゃしません。年中そんな調子なので、僕も当然そういうキャラなんだと思っていました。

 印象が変わり始めたのは飛行機イベントのときです。まだただのはりぼての飛行機に乗って、彼女は初フライトは二人でどこか遠くへ行こうと言います。この子はただのちゃっかり屋ではない…という印象が生まれたのはこのときです。

 その後、ひな祭りイベントとメインイベントを見、先の印象は確信に変わりました。彼女は、弱い。間違いなく12人の中で最も繊細な少女だと断言できます。

 彼女は機械に魅せられた少女でした。(ジジの責任もあるよう。)幼い頃から人形の代わりに歯車と回路で遊んでいた彼女は、なかなか周囲に受け入れられなかったようです。そりゃそうだよなぁ。もっと女の子らしくしろとも言わず、変な子だとも蔑まず、ありのままの彼女を受け容れることができたのは兄だけでした。

 そうした経験からか、彼女には対人関係において臆病なところが見受けられます。人間不信とまではいかないものの、他人と深くかかわることを怖れるような。それは特にお泊りイベントのときのやり取りに顕著です。

 朝から何度も何度も、考えに考え抜いたプランを反芻し、言おうとしては思いとどまり、結局何も言えずに別れてしまう。他の妹達には全く見られない行動と思考です。

 ひな祭りが嫌いだと彼女は言います。女の子らしくないと言われ続けてきたから。女の子の祭りは苦痛でしかなかった。

 愛され慣れていないんです。義父母に育てられているわけですから、なおさら。それゆえ誰より強く兄を欲しながらも、積極的に求める自信もない。

 さらには、自らの留学の夢がより強く彼女を苛みます。

 恐らく唯一心を許せる相手であろう兄とも、いつかは分かれるときが来るのです。それは彼女にとっては、単に何年か離れるというだけの問題ではないはず。きょうだいだからいつまでも一緒にいられると無邪気に信じられるほど彼女は無知ではないはずなのです。

 それが証拠に、彼女は睡眠時間を削り、資金を投じ、あのメカ鈴凛を作り上げました。兄の元に残していくために。忘れられないために。彼女はいつか訪れる変化を忌避しています。

 要するに普通なんですよ。普通の女の子なんです。つまらないことで傷つき、辛いことからは逃げもする。全編妄想とドリームで構成されてるようなシスプリ世界において、最も現実感のあるキャラクターなんです。ある意味では異分子ですね。

 だから、シスプリ信者というか、熱狂的なファンの間では鈴凛の人気は低いように思います。逆に一歩引いてシスプリを見ている微妙なファンにはもてている。僕はこれが鈴凛の普遍的な魅力を示していると思うのですが、それはさすがにアニキ馬鹿でしょうか。

 まあ、良さがわかりにくいのは確かだと思いますが、それでも現在の冷遇ぶりには納得のゆかぬものがあります。悩みがあってこそ笑顔が輝く。考えないのは馬鹿のすることです。賢く、弱く、克己する。いい娘じゃないの。何でこんなに人気ないかなぁ。どうも2では待遇改善しているようなのですが。

 ……やっぱ2欲しいかも。

3/25(Tue)

前回までのあらすじ:鈴凛はシスプリの異端児である。

 シスプリの比較的初期からあるメディア展開としては、小説が挙げられます。(アレが小説と呼べるのかっちゅう話もありますが。)

 これが、僕は非常に苦手でして。一冊も持っていません。

 G'sに連載されている小説は読んでるんですが、なかなかきついですねぇ。正直途中で投げ出したくなります。

 なんでかって、やっぱり声がないのが最大の原因かと。挿絵のクォリティは他メディアをはるかに上回ってますしね。さすがは天広。別にちろちゃん声がなきゃ萌えられないとかいうわけではありません。音声化されずに直接文章として取り込むと、その内容の電波ぶりがよくわかってしまうのですよ。

 逆に、声のフィルターを通すとなんとなく納得できるというか、誤魔化されるというか…。テキストだとやたらとが目に付くってのもありますね。これも声にすればわかりませんから。

 そんなわけで本には手を出さずに来たのですが、リピュアのBパート見ると結構データ的に重要なお話もあるようで、最近はちょっと気になってたり。キャラコレくらい買おうかしら…。

 

 

エンジェルラビィ☆アニメ化?

 マジで―――――――――――――!?

 てかちょっと待ってよ!まだASもやってないんだって!

 やばいやばい。完全にメディア展開に取り残されてる。本来なら進学も決まって悠々自適の予定だったんですが、定期演奏会の準備が予想以上の遅れを見せてくれたおかげであんまり遊べてません。

 遊べてないのはもうひとつ理由がありまして。進学祝いに(というか必要に迫られて?)ノートPCを買ってもらいました。データのバックアップは済ませたんですが、当然OSがWinXPでして、噂通りの使いづらさに四苦八苦していたのですよ。

 まあ、ディレクトリ構造がわかりにくいとか、メニューバーにショートカットアイコンが入らないとかはともかく、エロゲーができないのが大問題。

 試しに入れてみたこみパではなぜかジムに入れず、君望はインストールすらできない状態。君望は引越しするまでに終わりそうもないので新PCでプレイできないとまずいのですよ。

 そこでエロゲー用にWin2000を追加しようとしたら、下位OSだからできないみたいに言われまして。XPのアンインストールもヘルプの支持どおりにやってもできないし…。こういうとき知識が半端だと困ります。できそうでできないってやつ。

 とかいう悪戦苦闘を毎夜繰り返しておりまして、かなり時間を喰われているのですよ。もう、本当XP最悪。誰か助けてください。

 

 そういえば、月姫のアニメ化の話はどうなったんだろ。

3/27(Thu)

 プレイ日記執筆中に油断して気絶…疲労がたまってます。なのでシスプリ更新もお休み。

 

 

■新PC(エプソンダイレクト EDiCubeR855H)の行方は

 なんとかWindows2000の追加インストールに成功しました。が、色数や解像度が妙に少なくて嫌な感じ。ともあれ不自然な画面で君望のインストールを開始しますが、駄目。どうもOSの問題ではないようです。Ageのサポートにメールを出しておきましたが、どうも嫌な予感が拭えません。引越し前に鬼プレイで片付けてしまうしかないか…。

 と思ったら今度はXPが起動しません。アンインストはしてねぇだろうがよ。もうイヤ。やっぱり意地張らずに富士通にすればよかったんでしょうか。

 で、しょうがないからXP再インストール。Ageのサポートセンターにメールも出しておきましたが、はてさてどうなることやら。

3/29(Sat)

■プリンセスチュチュ 

 遅ればせながら。

 一回見ないうちに あおとあ が るぅ に急接近してたり、ふぁきあが囲まれてたり。あひるの復活に合わせて真相が徐々に明らかになってきました。金冠町の外には何があるのか?太陽に近づきすぎた英雄は羽をもがれる。真実に近付き過ぎたチュチュは、初めて堂々と介入してきたドロッセルマイヤーに囚われました。それだけ状況は切迫しているということか。すべての悪意はドロッセルマイヤーへ収束してゆきます。監視者たちに後を託されたふぁきあは彼に勝てるのか。燃える展開だけどチュチュはどうした、チュチュは。もう完全に勇者はふぁきあですな。

■映画 クレヨンしんちゃん あっぱれ戦国大合戦

 とりあえず見ろ。バカにしないで見ろ。俺は泣いた。

 もうこれはおマタのおじさん、これに尽きます。サイコー。作品的にこんな呼び方になっちゃってますが、その生き様は良くも悪くもまさに武士。侍になりたくなります。

 ギャグアニメではありますが、ヒロインの姫のキャラのせいもあって全体にシリアスです。タイムスリップものですが、話の軸はむしろ純粋な戦国絵巻。合戦のシーンは残酷にならないぎりぎりのラインで目一杯迫力ある映像を作っていて好感が持てます。毎度のことながら殺陣のレベルもかなり高く、手に汗握ります。

 そしてクライマックス。衝撃の展開にただ涙。そう、これが・・・これが、武士、ですよ。

 もちろん笑いもありますよ。お登りがないのは残念ですが、その代わりに戦場大暴走があります。映画クレしんの笑いのハイライトは、常にお話的にも山場で繰り出されるので、こっちとしてはテンション上がっちゃってて為す術なく爆笑なわけです。笑った笑った。それも手に汗握りながら笑った。

 ともあれ、映画クレしんは子供向けだからと敬遠するには惜しい作品です。むしろ大人のほうが楽しめるんじゃないかな。特にオトナ帝国の逆襲なんかの最近の作品は。

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