7/30(Wed):やや修羅場脱出

 すまんのう!

 レポートと試験に追われてるうちに部活の合宿で割と山奥に飛ばされてしまってました。今もやっぱり相変わらずテンパってるんですが、ちょっと時間ができたので久々に更新。休んでる間にいろいろあったのよ。

■7/26 キャララ! レポ

 所用で行けなくなりそうだったんですが、何とか時間を確保して昼下がりから参戦。なにげにイベント初参加です。

 主にCROSS † CHANNELの体験版と児玉さとみ姐さんのトークライブが目的だったんですが、到着するとトークのほうはもう始まってました。会場の印象は、狭っ!地べたっ!トーマスっ!てな感じ。バシバシ写真撮られてたからそのうちG's Styleあたりに画像が載ったりするでしょう。本当にやるんだねぇ、ああゆうコト。

 で、トークの内容はさとみ姐さん出演のザウスの新作、痴漢者トーマスの紹介だったわけですが、途中から広報の人いじり中心になってたので、結局痴漢奥義の名前がかっこいいことくらいしかわかりませんでした。案外それでいいのか?

 その後、景品争奪じゃんけん大会へ。原画のみかみたかし氏のサイン入り色紙と『痴漢者トーマス』のロゴ入りTシャツが提供されましたが、どっちも逃しました。さとみ姐さんの使用済みTシャツのときにかなりいいところまで行ったんですが…ちぃっ。写真晒されたかったのに。

 じゃんけん大会終了後は再び頒布タイムに。しかし、客の興味はザウスブースに集中しまくってます。当然僕も。なんでって、姐さんがズバットカード配ってたから。なんでもファンの方が作ってきてくれたそうですが、まさか本当に作るとは……。
 ぞろぞろと並んだ男どもが、姐さんと言葉を交わしつつカードを引いていきます。僕も、『マジで作ったんスかー?』とか言いつつ1枚ビシッと。

 

 

 

 

 

 

 

ジ ョ イ ま っ く す 出 た よ 。

 

 (意味がわからん!という人は、がっちゅみりみり放送局第2回公開録音のバックナンバーでも聞いてください)

■CROSS † CHANNELの体験版をやってみた

 とかく、この体験版が田中ロミオのシナリオの初出となるわけです。ついにヴェールを脱ぐその実力、てか。

 結論から言うと、すごい。

 表現は多彩、キャラクターは強烈、ギャグは切れ味鋭く、時折混ざるシリアスシーンも真に迫る。なにがどう、というより全てがすごい。ボリュームも多い。それも、半端じゃなく。裏を返せば恐ろしく冗長とも言えますが……何せ、キャラクターの顔見せだけでン時間かかりましたから。それでもやっぱり面白いから先を読んでしまいます。

 語り口は山田一に近いと思いますが、本人かというとそうとも思えません。というか、表現技法に関して言えば山田一をブッちぎってます。ストーリーの大筋は体験版なので判断できませんが、伏線の張り方、雰囲気の盛り上げ方が非常にうまいので、まず期待はしていいんじゃないかと。

 あと、主人公がめちゃくちゃ自己主張強いです。素晴らしい。喋りまくり、顔出まくり、セクハラしまくり。下手すると志貴君より印象いいかもしれないなぁ。色々事情もありそうです。

 というか、これで青春とかよく言えたもんだなぁ。少なくともイメージとは多少異なる展開でしたね。暗 っ 。 普段の底抜けに明るい雰囲気が(今まで、文章読んでこんなに笑ったのはフルメタのときくらいです)、一皮むくとああなっちゃうんだもんなぁ。先輩が30でそうなら、お前の80いくつってな何なのよ。まだ出てきていない設定も山ほどありそうですし。

 個人的には、既存の有名シナリオライターのハイブリッドのようなイメージがあります。スポーツ選手で言うなら西武の松坂みたいなイメージなんですよ。球速もある、コントロールもある、球種もある。そして絶対の武器であるストレートがある。圧倒的な筆腕をもって完璧にコントロールされた文章は、僕の中の怪物松坂の試合運びのイメージにかなり近いです。乱暴な剛速球のD.O.、緻密な制球力のTYPE-MOON、スタミナとパワーのAge、必殺のウィニングショットを持つKey…といった、既存のシナリオ系メーカーのエッセンスをうまく取り入れているというか。僕の狭い知識の中でではありますが、この体験版を見る限りでは、ひたすらに長いことを除けば既存の作品のどれにも負けない完成度を持っていると思います。

 

 グラフィックはやはり綺麗ですが、背景だけが妙にショボいのが気にはなりました。悪くはないと思うんですが、立ち絵も一枚絵も総合的に素晴らしい出来なだけに気になります。
 そういえば、原画の松竜氏はこれがデビュー作だっけ。信じられないクォリティです。デフォルメもステキ。塗りも美麗。派手な塗りが苦手な僕にはちょうどいい感じです。

 サウンドについて言えば、BGMは微妙。これも悪くはないし、丁寧に作ってありますがいまいちピンときませんね。質は決して低くないし、いい曲はいいんですが。ここだけは平々凡々な印象です。これが安っぽさの演出だったら感心ですが。歌はなし。声優陣は軒並み上手……というか、どうしても山口勝平と子安武人がいる気がしてなりません。まあ少なくとも、それくらいうまい、ということで。

 一方システムは、さほどこだわりのない僕なぞはなにもここまでと言いたくなるような豪華絢爛振り。なんというか、なんでも付いてます。なかなか便利。操作性も良好です。その辺、元は受注製作屋だったフラシャの製作能力を見せ付けてくれます。それでいてあくまでシンプルなインターフェイスがかなり好み。

 

 とりあえず、個人的には購入確定。8/29戦線は熱いなぁ。天使がいない12月も確定ですし。

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