――やはりKanonはメインよりサブがいい味出してると――

 なぜか突然、KanonのSSが読みたくて読みたくて仕方なくなってしまいました。

 もうどうやって辿り着いたか覚えてないんですが、とにかくKanonSSリンクを発見して、脊髄反射で天野美汐欄開いて、本能の赴くままに美汐祭りをクリックして読みふけること数時間。ってのが昨日の深夜のお話で、今朝もまた起きてすぐ香里と美汐だけ選んで読みまくってました。が。

 なんか不満。

 自分の中にみっしーに萌えたい気持ちはすごくあるのに萌え切れないというか。まず文体が詩的すぎ。誤字脱字多すぎ。行間の狭さやカラーリングのいい加減さで読みづらすぎ。(おかげでユーザースタイルシートの使い方をマスターしてしまったよ。) 何時間も読み続けてたのも、面白かったからという以上に満足できなかったからで。

 あんまり面白くなかったのに読むのをやめられなかったということは、自分の中で補完したかったということでしょうか。とかくかの名作は、散逸的な文体のせいか御伽噺ちっくに現実感の薄い雰囲気のせいか、あるいはすっとぼけたラストのせいか、一本筋の通ったストーリーが提示されている割には補完の余地がありありで、Kanon二次創作界の賑わいというのは単に人気のためだけではないのだろうと思ったりしたわけであります。いや、あるいは想定している因果関係がそもそも逆かもしれませんね。そういうある種の隙のある作りが熱狂を煽ったという分析はよく聞かれるところです。

 そういえば、Kanonブーム収束後月姫に移行したKanonSS作家が意外に多かったのも印象的でした。個人的には、全く異なる月姫とKanonがごっちゃにされているようで面白くないんですがね。そもそも目指す方向が違うし、世界観の大きさと描写のカットの違いもありますし。Leaf→月姫というパターンもよく見ますね。葉鍵からTYPE-MOONへというシナリオゲーの流れが感じられて興味深い。

 そんなわけで、しばらくKanonSS探訪に明け暮れそうな予感。

■BB5に

 終末の過ごし方だとぉー!

 ぬうぅっ、そのうち原画集付きDVD版でも買おうかと思っていたのに、¥1980ですとっ!デフレーション!

 いや、どの道買ってもやる余裕がないことに変わりはないんですが、このクラスの作品の低価格配信は衝撃的だったので。あー、Treating2Uとかはともかくちょ〜イタはクソゲーという認識でOKっすよね?他も基本的に下品な作品ばっかりでしょう。それが必ずしも悪いとは言いませんが、終末が浮きまくりなわけで。まあ、同様の作品が他にも配信されればそうでもなくなるわけですが。

 これはダウンロード販売が店頭販売に取って代われるかのテストケースになるかも。まず手始めに手堅い人気作(淫内感染とか)の復活という路線で攻めるのは悪くないと思いますし、手堅いという意味では抜きゲーを取り揃えているのは納得が行きます。今回の終末配信は最初の勝負手かもしれません。他の有力メーカーが追随するようだと中古ショップに勝つ可能性はあるでしょう。新作の配信に踏み切るときが本当の勝負になりそうですね。今オリジナル新作のダウンロード販売を行っているメーカーは僕の知る限り2つしかありません。この分野が今後発展するかどうかはブロードバンドの普及具合にもよるでしょうが、諸々の細かい差異はともかく単純に中間マージン差っ引ける分有利は有利なんじゃないでしょうか。

 あと重要なのがコピー問題かな。ダウンロードファイルの複製利用の容易さが決め手になるかもしれません。

■WILDARMS AlterCode:F 詳細情報発表

 これ。いつからやってるかは知りませんが。

 ワイヤーフックでダンジョンを飛び回り、戦闘中にガーディアンを付け替えまくり、カラミティ・ジェーンの生き様にシビれ、デ・レ・メタリカで延々迷い続け、ラスダンでギターを掻き鳴らし、はいよるこんとんに虐殺され、やきそば。そんな経験を持つWAファンとしては非常に気になっていたリメイク情報の続報です。遅いけど。

 しかし、3Dになってたのには驚きました。元々戦闘画面はポリゴンでしたが、全編フル3Dとなるとまた話が変わってきます。グッズも大幅な見直しを迫られるでしょうし、確かに新作と言って差し支えないものになりそうです。旧作ファンとしては期待3割不安7割といったところでしょうか。

 まあ、その前に2ndやら3rdやらが手付かずだったり、PS2どころかテレビも持ってなかったりするのが大問題なんですが。はいよるこんとんにも勝ったことないし、またプレイしたいとは思ってたんですよね。(所有していた旧作は友人に貸して大破。) 単純にRPG分が不足してる感じもありますし。難易度下がったらやだなー。

 あれ?つーかフルボイス化って、ロディもしゃべるのか?彼はしゃべらないのが存在意義の主人公だったはずですが……。(確かロディの視点でセシリアの選択でザックの話、とかいう役割分担だったかと。) まあ、ジェーンの声優がよければ文句は言うまい。彼女の名台詞、『お金じゃ買えないものもあるけど、世の中にはお金で買えるものの方が多いってこと、忘れないで。』(大体こんな感じ。非常にいい台詞なので反転)がいかなるボイスで再現されるのかと思うとああ萌えッ!

9/10(Wed):オタキング

 夏コミで買ったギャルオロジィ(サークルサイト)で、岡田斗司夫のオタク論が『岡田はただのオタクの域を出ていない』と批判されていたのを見て、なんとなく引っかかるものがあったんですよ。

 持ってるじゃん。

 高校の先生のところからもらってきて放置していたのを思い出し、ちまちまと読んでます。

 確かにこの人は、その規模はともかくただのオタクですね。この本にしろ日頃の活動にしろ、ギャルオロジィ著者や(恥ずかしながら、密かに)僕が願望しているような、オタクとしての自己の記述や、自らのオタク性の分析や、感じている(または、いた)萌えの解体などということには見向きもしていません。現在取り掛かっている王立科学博物館にしてもただ面白そうだからやっているだけで、東大での講義もただ自分の好きなことをしゃべっているだけ。むろんそこが面白いわけで、僕なんぞはファンになっちまいそうなんですが。各所で発言している海洋堂のフィギュア展開への考察もなかなか興味深い。

■ミニ改装しました

 ニュースコーナー設置。他もちまちまいじってます。近日中にコンテンツも増やします。

■クレジットカードの請求が恐ろしく

 発注していた青本こと『月姫読本』、『MeltyBlood公式ガイド』、『しょくしゅまーじゃん』到着しました。袋開けた瞬間に正気に帰りましたが。

 青本、ほとんどネットで調べればわかる内容だったり。まー、月姫ファン的にはバイブルだしいいかな。シエル先輩の初期設定画なんかは興味深かったです。あれだったら多分人気投票で士貴あたりに負けてただろうな。
 あと、歌月十夜が言うほどお祭りになってないのは、本編で出し損ねたネタを消化しているせいだということもわかって、ちゃんとお祭りディスクにして欲しかったような、レンがチョイ役で終わらず専用シナリオまで付いてよかったような。とりあえずレンが本編ヒロインを喰わんばかりの可憐さなのはスタッフも承知らしいです。そーだよなー。ありゃ反則だ。

 しょくしゅまーじゃんは…豪華メンバーだしちゃんと使えますが、ADVにしなかった意味がよく分かりません。シーンとシーンの間に無意味に、ストーリーと全く何の関連もなく麻雀が挟まってるだけで、(キャラが麻雀について一切口にしない) おにゃのこを打ち倒して引ん剥いてあんなことも!こんなことも!という、脱衣モノの醍醐味を感じないんですよ。代打ちモードが付いてるからいいじゃんって話もありますが、だったら最初から麻雀ゲーにするなと。テキストがしょぼしょぼなのも泣けてきます。麻雀システムよりそっちちゃんとししろって。
 まあ、ボイスはおおむね良好だし絵は言わずもがな、絵以外何も期待しなければ充分かと。結局使ったしな。

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