1/14(Wed):昨日の日記について(全体的にややバレ)

 ロマンって、片岡とも氏のシナリオの最大のポイントかもしれない。というか、ねこねこの他のライター陣には、その感覚が欠けてるのかなぁって。

 手元の広辞苑を引くと、ロマンとは「夢や冒険への憧れを満たす事柄」だそうです。goo国語辞典from大辞林によると「小説のように変化に富み、かつ甘美な筋をもった出来事。恋愛事件などにいうことが多い。ロマンス。」どっちかっていうとここで言いたいのは前者かな。みずいろの日和シナリオは後者に近いけど。あー、だからそこまで好きになれないんだな。

 いきなり前提をひっくり返しますけど、僕の愛する120円の冬や銀色には、ロマンがあるわけじゃあない。正確に言うなら、「ロマンチックなるものへの憧れ」がある。120円の冬は言わずもがなだし、銀色一章が泣けるのは結局そこなんじゃないかと。ともさんはそういう感覚があるゆえに、本筋を無視して趣味に走っちゃったんじゃないかと思うわけですよ。だって、壮大な歴史のドラマがキャラクターにとってまがりなりにも体感的なものになるのって四章(の半分)だけじゃないですか。そこんところについて理解してるのはプレイヤーだけなんですよね。プレイヤーとキャラクターの一体度が高い(まして、ねこねこはそういう作風だし)AVGにおいて、両者の感覚差は感動の妨げになります。ゆえに二章三章は話が痛い割には泣けないんじゃないかと。ん?あー、映画的ってそういうことなのかも。なんか色々と新発見。
 しかし、そう考えると一章の視点変更はまた絶妙だな。例のアレも、単なるエロシーンじゃなくて少女のほうに視点を近づける意味を持っていたとすると、なかなか恐ろしい。そこまで考えてたかはわかりませんが。

 翻って120円の夏は、確かにそうした傾向は見られるものの、テーマとして昇華されているとは言いがたく、単なるボーイ・ミーツ・ガールものになってしまっています。それを突き詰め、重要なトッピングだった共犯意識と、新たにノスタルジーを取り込んで(そういう意味では、冬ハコネさんがょぅι゛ょなのは、単にぱんちゅを見せたり餌を与えさせたりして萌やすためだけではなかったのか。今気付いた)完成したのが120円の冬なんでしょう。

 さて、ここで次回作。学園モノです。みずいろは学園モノと見せかけてホームドラマに近いものだったので、(だって、出発点がKanonだもんなー。)次回は恐らく純然たる学園モノになるのではと個人的には予想しているんですが、そこに果たしてロマンの入り込む余地はあるのか。みずいろは結局強引に突っ込んだ印象が拭えない仕上がりになってしまったので、心配なところです。

1/15(Thu)

 チョコのカレンダー、ダウンロードサービス開始。僕ですか?とっくに常駐してますよ。

 今日は、チョコがかわいくてかわいくて仕方がない、というお話だ。

 さぁ、まずは見た目ですよ。こんなん。…なんかもう、この時点で正直僕は負けてましたよ。愛らしい。すごく。ちょっと悲しそうな顔なんか、見てると「あー泣かないで泣かないでお菓子あげるから」とかなんとか言いたくなります。そして、ここでポイントなのが、こいつがいい感じに動くということなのですヨ。羽がパタパタ動くのデスヨ!ぷりてぃーっ!そもそもこの『愛(略)』は立ち絵の演技にかけては一級品でして、よく動く。動くとなると、こう、ウロチョロしてるほうがかわいいじゃないですか。ねぇ?(同意を求める感じで。)この絵なんか見ても、ぶるまぁとかちゅうとかよりまず先にそのあまりにほほえましいキックに目が行くじゃないですが。ねぇ?また、消しゴムや陽介や陽介のナニやらをどうこうしているときの口元のキュートさときたら、それこそキミに恋しちゃうくらいです。

 そして、止めの北都南ボイス。至高。もう体験版&カレンダーの音声は数えるのが面倒になるくらいは聞いているんですが、ますます中毒度が高まるばかりでいっこうに飽きません。やべぇなぁ。かわいい以外の表現が思い付かん。北都南嬢に関しては、家族計画の青葉姉様において一つの究極を見たと長らく信じてたんですが、僕こっちのが断然好きだわ。彼女はお姉さん系もロリっ娘もこなす実力派ですが、僕はお姉さん系のほうがハマると固く信じてました。ワタクシが悪うございました、北都南様は人外ロリがベストです。

 ただ、大変遺憾ながら、チョコ以外、すなわちメインヒロイン全員いまいちピンとこないんですよねぇ。未来以外のヒロインの描写は体験版ではおざなりそのものでしたから、無理からぬことではあるかもしれませんが、その未来が全然駄目ってのは問題だよなぁ。やっぱり僕には幼馴染(姉?でもこれ、メンタリティとしては幼馴染だよなぁ)属性はないみたいです。

 というわけで、今のところは購入予定なし。Fateもありますし。まあ、うっかりショップに行ってしまったらうっかり買ってしまいそうなくらいの購買意欲はあるんですが。

1/16(Fri):はぁ・はぁというフレーズがお気に入りな僕は駄目ですか。そうスか。

 『はぁ・はぁ・テレパス 』が、作風といい宣伝の仕方といい、どうにもイージーオーくさいというのは、割と皆さん思っているのではないでしょうか。例のコーナーなんぞは思い切り見覚えがありますし。

 ところで、美羽と優香のはぁ・はぁボイスではぁ・はぁしてるそこのアナタ。なにか気が付くことはありませんか?そう、両方ともCV:涼森ちさとなのですよ。道理で無条件にはぁ・はぁしてしまうわけだ。優香はぁ・はぁ。

 結局なにが言いたいのかといったら、まあ買いなんじゃねぇのってことなんですが。あーでも、優香はぁ・はぁは声あんま関係ないような気が。あの超絶妹鬱テキストあってこそだもんなぁ。まあ、『はぁ・はぁ・テレパス』シナリオ担当のでぇすて氏はママさんバレーを書いた人のようですし、(ママさんバレーは、あんなんですけどシナリオは悪くなさそうでしたから)たぶん大丈夫じゃないかと。一番の問題は発売日が激戦区すぎることでしょうか。というか、この1・2月は全体にかなりタイトなスケジュールなんですが。

1/16(Fri):あとはも姫と紅豚…つかサンとフィオかねぇ。好きなの。

 金曜ロードショーが『風の谷のナウシカ』だったわけですが。

 以前見たときには(それだって、何回目やらわかりゃしませんが)いたく感激し、やっぱりジブリの最高傑作はナウシカに違いないと思ってたわけですが、その後コミック版を読んでから迎えた今回の鑑賞では、色々と不満点が目に付きます。

 各キャラクターの描かれ方については、チームトルメキアを初めとして枚挙に暇がないのでやめておきます。一つどうしてもイヤな点を挙げるとするならば、王蟲を神格化しすぎるところでしょうか。…いや、あの扱いで神格化というのも、MAS-Rさん(1/16参照)言うところの多神教的価値観のレベルなのかもしれませんが、それでも、あーゆー描き方はどうかと思わざるを得ない。王蟲は精霊やなにかじゃないですよ。単なる生物、生命です。そして、それゆえに尊いというのに。あまりにも有名な例のシーンも、以前ほどには感動できなくなりました。そうじゃないっしょ、そうじゃあさぁ。ストーリー以外、映像・音楽・演出に関しては、やっぱり大好きなんですけど。ナウシカは相変わらずはぁ・はぁだし。

 そんなわけで、これは微力を尽くして普及せねばと決意を新たにいたしましたよ。『風の谷のナウシカ』漫画版、映画版が好きな人はぜひ読んでみてください。安いし。今すぐにでも書き直したいレビューはこちら。

 で、友達と一緒に見ながらナウシカの初めての相手は誰かという話をしてたんですが、やっぱり個人的にはユパ様じゃないかと思うんですよ。ほら、アスベルは僕も大好きだし、いい男だとも思うんですが、いくらなんでもナウシカ相手じゃ分が悪いでしょう。色々。問題はユパ様の剣が折れてやしないかということですな。あー、年齢差とかは、あの世界の価値観とか、監督のシュミとかを考えるに、おおよそ問題ないのではないかと。あー、王蟲ってのはいくらなんでも勘弁。エロ同人なら普通に歓迎ですがネ!

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