本日の購入物。
というわけで、銀盤は個人的には当たりでした。というか、ここのところラノベで外れを引いた覚えがありません。『バッカーノ!』はちと好みじゃありませんでしたが、それくらいだなぁ。ここ最近、以前からのシリーズもの以外で買ったのは『バッカーノ!』『ネオクーロン』『イリヤの空、UFOの夏』『猫の地球儀』あたりですが、(デモベはちょっと違うしなぁ。)おおよそ満足。後ろ半分は神棚に置いておきたいくらいです。
で、どうして僕が最近漫画を買わずにラノベを買っているかというと、まさにこの外れの少なさのためなのですよ。漫画というものは、市場規模がラノベに比べて遥かに大きいため、粗製濫造の度も桁違い。ついでに、絵が大きいウェイトを占めているため(当たり前ですが)小説に比べて生理的にダメな場合が多いです。より感覚的な読み方をしますからね。
もう一つ付け加えるなら、漫画より読むのに時間がかかるというのも理由のひとつ。これは、つまらなくても最低限暇つぶしにはなると言い換えてもいいですね。エロゲなんて金がかかる趣味を持っているものとしては、余計な出費は抑えたいところですし。根っこは同じなんですが、漫画だと一つの作品の巻数が多いのも辛い。こちらは財政もさることながら、生活空間を気持ちよく圧迫してくれますから。
そんなわけで、ヲタ若人にはライトノベル。これだね。
Webでもね。こう色々あると、自分だけなにも書けないのが大変な問題であるかのような気がしてきます。やはり、自分の手でなにものかを生み出せる人というのは、貴い。貴重。だからHit数も伸びやすいのだろうと、思います。誰でも作れるということは、どこにでもあるということだから。
……徹夜明けで乗ってるから、このまま脱線して書いてしまおうか。
個人のWebサイトにおいて、作るものが偉いか、見るものが偉いかという話があります。僕の考えは、当然前者。
後者の立場を取る人はたいていこう言います。Web上には無数のコンテンツがある。その中の一つが消えたとて、受け手の側にはなんらの不利益もない。
ただし、それは水道の原理です。一つ一つのコンテンツの価値は、確かに水の一滴かもしれないけれど、それは価値がゼロであることを意味しません。水が一滴減ったら、ほんのわずか、飲める水が減る人は確実に出てくる。そういうことだと思うのです。なにより、Webコンテンツは、水道の水ほどには同じでない。例え同種の、より優れたコンテンツが存在するとしても、
そして、忘れてはいけないのは、個人サイトというものが基本的にボランティアで運営されているということ。もちろん、僕を含む多くのサイト管理人は自身の楽しみのためにそれをしているのでしょうし、恩を売ろうなどという考えもありません。しかし、現実的な対価がないということは、あるとき、それを続けるのをやめるという選択を非常に妥当なものにしています。そうすれば、その人が未来に作りえたコンテンツは永久に失われます。(たいていの場合は、過去に作ったものも。)これは、知的資源の損失です。(一方で物的資源は温存されているのですが、それは今は考えないことにします。難しいし。(えー))
ゆえに僕は、他のサイト管理人を邪険に扱ってしまわないよう注意していますし、ぶっちゃけて言えば僕自身についても邪険に扱って欲しくないと思っています。そして、閲覧者全体の利益のために、サイト管理人にはできる限りの気を遣うべきだと思っています。感想を返してあげるのもそうでしょうし、管理人が決めた決まりごとを守ってあげるのもそうでしょう。当然掲示板荒らしなぞもってのほか。いったいなんの権利があってそんなことをするのでしょう。荒らし行為は間接的にWebコンテンツの損壊です。
そして、付け加えるなら、僕は、閲覧者の権利は最大限保障されるべきだとも思っています。具体的に言えば、勝手なところにブックマークを貼る権利や、コンテンツをダウンロードして利用する権利です。Web上に「公開」されているファイルに対してこれらの行為を行うことに、誰かの許可が必要など馬鹿げていると思います。(特に右クリック禁止してる人!絵を落とされたくない気持ちはわからんでもないが、頼むからマウスジェスチャ使わせてくれよ!)よって、僕自身はこれらの行為をいっさい制限していません。(や、需要ないからって言われそうだけど、スタンスの話さ。リンクフリーじゃないなんて、ナンセンスもいいところだよ。)しかし、それはルールの話です。先ほどからしているのはマナーの話です。僕は、閲覧者全体の利益を守るために自らの権利を放棄する、そういう見識があってもいいと思います。そうしろ、などと不遜なことを言うつもりはありません。そうしてくれると非常に助かる、ということなので。ネチケットって、そういうことなんじゃないでしょうか。
昨日の夜……っつーか今朝?そんな頃にメッセで話してた内容が自分なりにまとまったので、書いてみる。
ねこねこソフトというエロゲーメーカーがあります。ユーザーサポート手厚さでは人後に落ちないメーカーで、僕はそこのファンです。他とは比較にならない豪華さのファンディスクや、無料のお返しCDの配布、現在開催中のバルねこフォース大会など、類を見ないサービス精神もむろん理由の一つですが、それ以上に作品作りに対する思想が僕をねこねこファンたらしめています。ねこねこの作品は、地味ながら常に革新的な取り組みを含んでいるんです。
例えば『銀色』。いわゆる鬱ゲーの元祖として数える人もいる作品ですが、それよりももっと新しかったのは、ほぼ完全な一本道のストーリーだったということではないでしょうか。
「読ませるためのエロゲー」を始めたのはLeaf(雫)、次いでエルフ(YU-NO)あたりでしょうが、そのへんの作品はまだ分岐と周回プレイを前提としていました。その大前提を覆したのは、僕が知る限り銀色が初めてです。水夏より早いし。
そして『みずいろ』。これに関してはブレイクスルーが多すぎる感すらあります。「普通」というテーマ、ヤマもオチもない展開、序盤で完全にストーリーを分岐させる手法、本編とHシーンの分離、大量の外伝ストーリー、エトセトラエトセトラ。他のメーカーが追従しないのが不思議なくらい、革命的な開き直りっぷりです。(これ、決してバカにしてるんじゃありませんよ。本気で褒めてます。)
さらに、常に見える、必ずしも売れ線を狙わない姿勢。業界全体見渡しても、これほど思想的に優れたメーカーはそう見当たりません。聞けば、そのへんはアリスソフトを見習っているとのことですが、なるほど、それくらいかも。
ただ。唯一、かつ致命的な欠点が、ねこねこソフトにはあります。
すなわち、人材の絶対的な不足です。
ねこねこソフトの中心が、プロデューサーにしてシナリオライターである片岡とも氏であるのは周知の事実ですが、氏に続く二番手のライターが存在しないのです。ゆえに、氏の担当パートと他のパートの絶望的な差が常に存在してきました。原画にしても、メイン原画の秋野氏の手が回らなかった部分が酷いことになっていましたし。そもそも、シナリオと原画をそれぞれ一人でまかない切れない時点で、マンパワーの不足は否定できないでしょう。
度々言っていることですが、結局のところ、片岡とも氏が一人でみっともなく浮いているメーカー、それがねこねこソフトだと僕には思われます。氏にとって、ねこねこソフトという器はあまりに小さすぎるんです。だから昨日はねこねこ潰れろとかなんとか暴言を吐いてみたりしたんですが、例えそれでともさんがフリーになってどこかで雇われて書いたとして、そのへんの低脳メーカーでは現在のようなモノづくりがさせてもらえない可能性は大いにあるんですよねぇ。もっといい人材がねこねこに集まれば万事解決なんですが……。実際、現在の大手メーカーだって、徒手空拳から始めたのが、一発当てて人を集めて横綱相撲ができるようになったわけですし。早くともさんがシナリオに集中できるようになって欲しいと思うんですが、どうも無理っぽいんだよなぁ…。やっぱり、次回作が勝負だねい。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
なんか、色々凄いことに!
とりあえず、なにを差し置いても言及しなければならないのは『スティール・ボール・ラン』。うおおおおおお!初っ端から目が離せねぇ!なんかもう、ストーンオーシャンは一体なんだったんだっちゅうくらい面白いですよ?荒木飛呂彦健在、いや、復活といってもいいんじゃないのかこれは!正直、ジョジョの五部以降はそれまでに比べて一段落ちると言わざるを得なかったんですが、今回はかつてのようなパワーがよみがえって……いや、技術のほうが向上している分、より面白くなる可能性も、十二分に!そして、「SBRがジョジョ第七部か」という説についてはうおおおおおお!
おお、おお、ブラボぅおおおおおおおおおおお!(管理人は、歓喜と衝撃のあまり正常な思考を奪われています)
よもや、よもや、あのお方が、再び我々の目の前にうおおおおおおおおおおお!
あと、武装錬金とかも非常にいい展開なんですが、もういいや。満足。