2/23(Mon)

 個人的評価では鉄<<イリヤ<E.G.=猫。
 いや、鉄も面白かったですが。

 まあ、秋山瑞人なわけですが。ついに全単行本コンプリートしましたよ。ええ。E.G.の完結編が出てないのにコンプしちゃってるのが辛いところですが。
 正直、泣きそう。

 本当勘弁してくださいよ。なまじ面白いだけに拷問だって。無邪気に書店何軒も探して回った僕の純情を返せ。3rdの初版が99年でしょ?Keyだって前作は3年前、さすがに今後続編はあるまい。
 最近は、ロードス島伝説の続きが出た、なんてニュースもありましたけど、あれは番外編みたいなものだしなぁ。つか、ナシェルの出ない伝説なんぞ興味ないわ。

 しかし、E.G.がこのまま未完で終わるというのは冗談抜きに耐え難い。一体どうしたものか……。一日三通「E.G.4thキボンヌ」って書いてメディワークスと電撃文庫と秋山氏に送り続ければそのうち音を上げてくれるでしょうか。あるいは、そーゆー同盟でも作って圧力団体を形成すべきか。E.G.以外の著作の不買運動とか。……それ、ひょっとして共倒れかい?

 あーもうとにかく、みんな『E.G.コンバット』買いなさい!そして我と同じもどかしさに苦しみ悶えるがいいわ!ぬはははは!
 あと、猫の地球儀もお勧め。鉄はいいや別に。

2/23(Mon):松文館裁判とかもなぁ…馬鹿馬鹿しいっつーか…。

 なんか、小学生がイタズラされる事件にエロゲの影響が?みたいな話あるじゃないですか。

 僕は、確かにそういう面はあるかもしれないと思うんですよ。妄想の世界にどっぷり漬かってるうちに現実と区別がつかなくなることもあるかもしれない。エロゲがきっかけになって妙な性癖に目覚めてしまうこともあるかもしれませんね。「銃があるから銃犯罪が起きる」と同様の理論でエロゲを放逐しようというのは、僕にはそれなりに理解のできる話です。腐れヲタが何万人か自慰できなくなるくらいで女の子が一人でも二人でも助かるんならそれでもいいかもとも思いますよ。

 でもね、必死にサブカルの有害性を訴えるオトナの皆さん。それって、世の親の教育はたかがエロゲに劣ると宣言してるに等しいですよ。逆に下手人の側に立ってみてですよ、その人と被害者の人生台無しにしてみせたのはたかだかエロゲ程度のものですか?あれも禁止これも禁止て、日本全国小学校にでもするつもりですか?僕は日本からエロゲを放逐したら間違いなく今よりつまらない国になると思いますよ。異端を駆逐するってそういうことでしょう?それに、やめられないものを禁止したときなにが起こるかというのは、禁酒法の例を出すまでもなくわかることですし。

 ああ、確かにサブカルに後押しされて道を踏み外す人もいるかもしれないね。じゃあ、そゆのなくなったら犯罪減るの?本当に?そもそも、最近児童犯罪が増えたってちゃんと統計取って確かめた人いるの?まあ、ただネタが欲しいだけの能無しが多い報道に対してこんなこと言うのも馬鹿馬鹿しいですが。

 ちなみに、僕はエロゲの本流が○○たんハァハァであることは否定しませんよ。ついでに、それを卑下するつもりもない。かわいい女の子を作る、ということに関して、日本人は源氏物語の昔から鋭意努力を続けてきたわけですから。僕も昔はそういう面からバカにしてましたけどね、かわいい女の子を提示するのってすごく難しいんですよ?そこに歴史があり、試行錯誤と切磋琢磨がある限り、それは一つの「道」ですよ。萌えがわからん奴がエロゲを語るな。

2/23(Mon)

 萌えとはなんぞや。

 現時点での僕の回答は「可愛い女の子」の方法論的解法です。

 つまり、メイド萌え、スク水萌え、妹萌えなどというのは、A=Bという最も単純な式のもとに導き出された可愛い女の子像であるといえます。ゆえに浅薄、しかして強力。シンプル・イズ・ベスト。
 しかしながら、そのA=Bには歴史と試行錯誤と切磋琢磨が詰まってる。例えば、『まほろまてぃっく』のまほろさん。彼女はメイドですが、それにしてはご主人様に対してフレンドリー。お説教までしちゃいます。そして、実に楽しそうに働く。逆転の発想といっていい。汗ダラダラ流しながら庭仕事に精を出すメイドさん、萌え、となるわけです。しかし、まほろさんが逆転のメイドたりうるには、少なくとも正純のメイドが認識されなければならない。当然そこには、寡黙で実直、ビジネスライクに仕事をこなすデフォルトメイド像が存在します。逆に、そうした反転メイド像が一般的になってきたときに、いかにも正統派メイドのエマが出てきたのは至極当然といえるでしょう。なにしろ@史実的メイドAデフォルメされたメイドB史実に近いメイドという三段活用を経ているわけですから、その萌えヂカラがいや高まるのもわかるというもの。1のものから10を読み取る、これが、僕にとっての「萌え」なるもののメカニズムです。
 ならば、「萌え」がしばしば「属性」と関連付けて語られるのは、「属性」が一定の情報を織り込んだ刻印だからではないのか、と考えるわけであります。エロゲのキャラクターになにかしら属性を割り当てるのは、それだけで単純かつ簡単に情報量が増えるからです。

 例えば僕の中ではすでにお星様になった伝説ヒロイン アルクェイド・ブリュンスタッドなどは、実に巧妙に情報量の底上げが図られています。おひさまの似合う白い吸血姫。3桁の年齢といっそ幼いくらいの言動。“きれい”かつ“かわいい”。吸血鬼でありながら犯される立場である。などなど。吸血鬼という設定や外見から想起されるキャラクターを踏まえ、あえてそれを裏切ることで実際の情報量を2倍にも3倍にもしているわけです。
 あるいは、萌えキャラオブ萌えキャラHMX−12マルチ。ロボットでありメイドでありながらものの見事に役立たず。しかしながら豊かな感情を持ち、喜び恥ずかしがり照れるさまは人間以上という矛盾っぷり。それでいて、「使い捨てられるもの」という、多くを語りえる要素はしっかりキープ。ゆえに萌え。多分。しかし、考えれば考えるほどよくできてる。

 そして、ここでうぐぅこと月宮あゆだけが出てこないところが自分らしくて好きですよ。うむ。書いてるうちにわかってきたんですけれど、あゆって上記のような複雑な(というか、構造的な)キャラクター造形がなされてないんですよね。それで萌えなかったのか。(そう考えると、うち妹が好きな理由も見えてくるなぁ。)そして、これらのキャラクターが二次創作で(ときとして本編以上に)輝くのは、本編ですでに与えられている情報量にさらに上乗せしているからです。本編で充分情報を読み出せず萌えきれなかったキャラに対してSSでコロっとやられるのには、こんな理由もあるのではないでしょうか。だから、ある意味二次創作なんてのは面白くて当然。最初からハンデを貰って始めてるわけですから。

2/24(Tue):

 最近赤い彗星なペースで小難しげな文章を書き殴っているのは、一も二もなくForestからの逃避であるわけですよ。

 いやね、決してつまらないわけじゃなくて、むしろ蝶LOVEなんですが、いかんせん疲れすぎ。テキストとボイスで違うことしゃべってみたり、とにかく脳ミソに突っ込まれる情報量がめちゃくちゃ多いんですよ。そりゃフェイトから間置かずにやったらオーバーヒートもするって。

 なんですが、g-styleへの感想期限もあるし、このままじゃ本格的に積みになりかねないし、なにより面白いのは間違いないので、これからやってきます。
 EDまで一気にいくぜー。

 詰まった。

 ナンダヨコレー。2択から8択くらいまでの選択肢が9つ(くらい)あるんだもんなー。組み合わせ何通りだよコレ。あーもーいーやこんなん計算してもネタになんねーだろ。

 たりい。

 しかし、とても、面白い……。

 ……だーかーら、とっとと先見せろや!文章の内容から類推できるレベル超えてんぞこれ!比較的当たりっぽいのを選んでやったりはしたけどだめだったし。くそー、本当にン千通りだか試すか?これでプレイ意欲が萎えないのはまっことご立派、ナイスファイト自分&ライアーと褒めてやりたいが、こんな意地悪なフラグ管理はプレイ意欲減退以外になんらの効果ももたらさないと思うぞ?あーもー攻略見ちまうぞごるぁぁぁ!

 あと、伽子たん萌え!

2/25(Wed):さすがウソツキ堂、遅れっぷりも大したもんです

 というわけで、つ・い・に!到着いたしました、『腐り姫読本〜赤雪腐爛草子〜』!
 なんとハードカバーです!なんら必要性が感じられません!豪華、豪華だ!

 そして、それすなわち、星空めてお×虚淵玄×田中ロミオ×茄子きのこ+中村哲也、四者対談+α!
 これが、けっこうスゴかった。序盤はそれぞれの製作方針を述べ合ったりして、いかにも「おお、一流ライター同士の語らい!」という風情だったんですが、話が萌えキャラに移った瞬間まずきのこが崩壊。ママ萌え――――!!!つか、あんた竹箒日記じゃあ最狂の妹ゲーがどうのって言ってたくせに!つられて虚淵氏、血まみれ萌えをカミングアウト。ロミオもママの手管に絡め取られる。いや、わかるぜ!朝食ってのがたまらんよなぁ!いいなぁやりたいなぁ。

 とまあ、それなりにネタバレ情報も見ちゃったぽいですが、これたぶんあんま関係ないです。知ってても怖いもんは怖い、泣けるもんは泣けるってのありますし。
 そんなことより重要なのはなんかすげぇエロいってことですよ。腐り姫。エロい。間違いなく。先日唐突にエロはコダワリなりみたいなことを書きましたが、この作品に関してはまさしくそれが当てはまると言ってよさそう。ストーリーとキャラクターとシチュエーションが渾然一体となったエロシーン。すなわち、エロシーンの焦点化。あるいは、焦点の一部または全部にエロシーンを配すると言ってもいいんですが、とにかくそういう気配りがなされていることが伝わってきます。絵も絶妙にエロいですし。この人の絵って、爽やかなようでいてなんだかいやらしくって、デュエルファイター刃ではそれがいやだったんですが、この作品には完璧マッチっぽいですよ。塗りがまたエロいし。尻が。いい尻。
 これはいつかやろう、絶対。

 あと、中村氏の天狗たん漫画がとんでもねぇ萌えぶりでした。これだけでも1000円分くらいはあったね!萌エロ!ちくしょう、すまねぇアンタをナメてたようだぜ中村先生!狩葦すげぇかわいいよ!どうしよう!?(どうしようもなにも)
 ジーク・人外ロリ!ロリかどうか微妙なラインですがね。まあ、貧乳だからよしとしよう。

 本当はもっとがっつり書きたいんですけど、それは本編やってからにします。

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