Diary/2006-06-04
[エロゲー]ToHeart2 X-RATED:姫百合姉妹2―三宅章介と恋愛ゲー
俺は姫百合ルートをプレイしながら『天使のいない12月』を思い出していた。これは天いなの続きだなーと思った。やっぱりシナリオ担当は三宅氏だった。
思えば、『こみっくパーティー』『天使のいない12月』『ToHeart2』と、三宅氏は一貫して「恋愛」というものに特別の価値を置いてこなかったようにも思える。こみパのゲームシステムはナンパゲーのそれであり、要するに女の子を引っ掛けるゲームなんだけど[1]、シナリオ内容を見ると色恋よりも夢を追うことが物語の軸になっている。
それゆえに、ゲーム上の目標である女の子と物語上の目標である夢を合一させるため、こみパのヒロインは「夢の具現」でなければならなかった。初めてプレイしてから時間が経つにつれて詠美シナリオがお気に入りになってきたんだけれども、あれは主人公とヒロインの夢、さらにはエロゲー的トラウマ解消劇がガッチリ噛み合ってるところが素晴らしいね。その他のシナリオも、多くは恋愛より夢の成就に物語の焦点を合わせているようではある。でなければ、和樹は瑞希のために筆を折るべきだったね。もっとも、和樹と瑞希の恋そのものが夢として描かれるのがあのシナリオの良いところだと思うけど。
こみパは恋愛に代わり得る「夢」というオルタナティブな価値観を提示したが、天いなでは恋愛という価値観が徹底的に否定される。シナリオ構造やゲームシステムなどの外装は典型的な恋愛ゲームを踏襲しつつ、本来ならゲームクリア報酬であり、愛の結晶であるはずのエロシーンがこれでもかというほど軽薄に、無意味に挿入される。製作者自ら萌えゲーではない、恋愛物語ではないと強調されたストーリーからは徹底して主人公とヒロインの恋愛が排除されている。
そして、これは姫百合ルートをプレイして気付いたことなんだけど、俺が天いなに感じていたある種の潔さはまさにそこなんだよね。前回の記事でエロゲーにおける「謎解き」について述べた。主人公はヒロインへの愛ゆえに謎解きを志向し、それによって物語の根本的価値観が愛なのだと誤解されているという話。主人公がヒロインLOVEの一点張りで行動し、結局ヒロインのトラウマにロクに踏み込めていない『Fate/stay night』桜ルートなんかいい例というか悪い例だ。まああれはそういう話なんだけど。
しかし、天いなは一切愛を語らない。「俺はお前を愛してないし理解もできん」というのはとんでもねーちゃぶ台返しかつ思考停止なんだけど、少なくとも「俺はお前を愛しているからお前のことがわかる」というエロゲー的命題よりはある意味で誠実ではあった。そして、お互い相手のことはわからん、というのを前提にした上で薄くかすかな共感を描いたストーリーが俺の胸にクリティカルヒットした。人は愛し合えなくても理解し合えるし、理解し合えなくても依存し合うことはできるのだった。
と、ここまでが姫百合ルートへの前振りだったのだね。恋愛という価値観の相対化・全否定を経て、ついに理解という価値観と「謎解き」のカタルシスを高く謳い上げることができたわけだ。天いなのエロシーンで恋愛ゲームの
とまれ、一見自明のような価値観を疑ってみることも大事なのだと思うことです。なんせLeafが4Pに辿り着いたわけなので。
[エロゲー]ToHeart2:その他雑感
- このみ
- エロい
- タマ姉
- 別にたまんなくはない もっと説教してくれ
- いいんちょ
- いくのんかわいいよいくのん
- 由真
- 楽しかった
- かもりん
- ユルい あとカワタに神が降りた
- るーこ
- カワタに神が降りたその2。一番美人だと信じてる。俺の恋人ではなく俺の嫁。嫁キャラ。ラブい。三宅愛してる。るー∩(・ω・)∩
- 草壁さん
- アフター熱望
- さーりゃん
- まーりゃん先輩かわいいよまーりゃん先輩 エロゲっぽくてよかった エロることが勝利条件でありかつ関門が自分側なのはおもろい 三宅氏はやっぱ見てておもろい
- みつみん
- エロかった
- 甘露
- 超安定
- 村様
- 正直天いなのがよかったけどさんちゃんがたまにどうしようもなく美少女
- カワタ
- 現人神降臨 るーこをありがとう
- [1]ナンパゲーのシステムに恋愛要素を持ち込んでヒットしたのが『同級生』である(らしい)以上、ナンパゲー=恋愛ゲーとするのも問題のある見方だが。参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E7%B4%9A%E7%94%9F_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0)#.E3.82.B2.E3.83.BC.E3.83.A0.E3.82.B7.E3.82.B9.E3.83.86.E3.83.A0