Report/対談第三回「ねこねこソフト対談2―ラムネを語る」
第二回「ラムネを語る」
参加者
もりやん(きゃっと・ふぃすと・主催)
卿(葦工房)
雀鬼龍(かくかたりき)
皆さんこんばんは。第2回きゃっとふぃすと主催ねこねこ対談の時間がやってまいりました。
もりやん:
皆さんこんにちは。OPのちび七海&ひかりがクルッと回るたびに衣装替えしてることに今日気付いたもりやんです。今日も素敵なゲストをお招きしております。じゃあ、まずは引き続き参加の卿さんから。
……えー、それじゃ挨拶よろしく。
(卿、いきなり回線切れる)
えー、先ほどのVTRで一部音声と映像が乱れておりました。大変申し訳ありません。
卿:
ども、第2回を迎える間に方向性のわからないとこに走ってしまいました卿です。お手柔らかにどうぞ。
もりやん:
もう一人、なぜか投票所で参加表明をしてくださった(笑)、雀鬼龍さんです。
雀鬼龍:
前回の対談を見てあまりに面白そうなので、今回強引に参加させて頂いた狼藉者の雀鬼龍です。声かけてよ!と公開直後に絡んだ記憶もあります。
もりやん:
いやだって、かなり暴言も吐く予定だったから(笑)
個人的にはここで前回の対談を読んでの感想を頂きたいんですが、どんなもんでしょ?
雀鬼龍:
凄い面白かったですよ、と言うと終わりなのでもっと詳しく言うと、麻美センパイへの熱い思いは置いといて、考えが変わったとまでは言わないにしろねこねこに対する見方が深くなった感じ。俺ってあんまりゲームやる時に深く考えないんで(笑)
もりやん:
それは僕らも話しながら感動してましたからね。うわそういうことだったのか!と(笑)
雀鬼龍:
話しながら、ってのが大きいと思うんですよね。なので今回も新しい発見があるんじゃないかと期待してるワケでして。
もりやん:
ですね。というわけで今回のテーマは『ラムネ』です。
雀鬼龍:
プレイ当時、オフ会に参加するたびにラムネで乾杯を強制していた「ラムネ」ですね。
もりやん:
暴虐(笑)
前回は俺が不安派、卿さんが期待派というところが締めになったんですが、実際プレイしてみてどうでしょう、お二人とも。
卿:
オレ「は」好きでした(笑
雀鬼龍:
俺は期待派で、期待通りだったってのが感想かな。
卿:
で、もりやんさんは?
もりやん:
俺は期待は外れたけど、別のところで予想を超えたものを出してこられたかな、という感じですかね。
雀鬼龍:
つまり期待していたものとは違った、ってこと?
もりやん:
ですね。みずいろ→120円の冬→ラムネという形できっちり進化を遂げられていたかというとそこは否定したくなる。ただ七海ルートが超絶だったので(笑)
卿:
進化論的にはどうかわかりませんが、ともさんテイストはさらに濃くなってたと思いますがどうでしょ(笑
もりやん:
いやなんかもう、周りに合わせる気ないよねあの人!
雀鬼龍:
あの路線が琴線に触れる人にはタマらないんだろうけどね。
もりやん:
うーん、基本的には合うはずなんだけど、うーんというところもあったなあ、俺は。
雀鬼龍:
俺は七海の隣の家に引っ越してくれなかった両親を恨む勢いでハマった(笑
卿:
ワロタ
もりやん:
あれはもう、至高の幼なじみですね。あれはともさんにしか書けないと思う。
雀鬼龍:
幼なじみの最高峰だと思うなぁ。七海を超える幼なじみはいないと思う。
もりやん:
幼なじみというものに対してあれだけのドグマというか、思想の粋に達するものを持っているシナリオライターは他にいないですね。
雀鬼龍:
最早”こだわり”と言うレベルじゃない、と。
もりやん:
俺がねこねこソフトを一貫して支持しているのは、日常性、連続性というものを大事にしてくれるメーカーだからなんですよね。
雀鬼龍:
それは「ラムネ」では特に顕著なイメージがありますね。
もりやん:
みずいろまでのねこねこソフトでは、それはただ連続しているだけだったと思うんですよ。それが、ラムネでは「積み上げ」というものが導入された。二人で築き上げてきた絆がですね、あれだけのレベルで描写されている作品はないです。少なくともオラ知らね。
卿:
当たり前のことが当たり前なままに話が進むってのはなかなかないよね。幼馴染のパターンだとそれが互いを意識することで当たり前にならなくなって云々っていうのが基本なわけで。
もりやん:
いや、これを「当たり前」って言っちゃうのはどうかなあ。
卿:
二人にとっての日常っていう意味合いね>当たり前
もりやん:
えー、はいはい。いやね、実際のテキストでも「偶然を積み重ねて」っていうような記述があったんですよね。
雀鬼龍:
偶然を乗り越えて、だったかな。や、俺もうろ覚えだけど(笑
もりやん:
まだちゃんとまとまってないんですけど、漫然とした日々の積み重ねのレベルからは一歩脱却した印象を受けましたね、俺は。
だってほら、アレだから(笑)
雀鬼龍:
アレだしね。
『積み重ね、築き上げてきた絆の深さ』って観点は他の追随を許さない、には心から一票を捧げる。
もりやん:
ともさんのシナリオで多用される技法に、モチーフの繰り返しっていうのがあると思うんですね。例えば銀色でいえばあやめ、みずいろでいえばストローリングですが……。
卿:
いい意味で素人くさい技法(笑
もりやん:
今回それが多用どころの話じゃなく使われてましたよね(笑)
雀鬼龍:
それが今回だとサカナの髪どめ?
卿:
もうそれは120円の冬あたりから顕著でしたね
もりやん:
あと「なんてね」とか「アレ」とか「貸し借り」とかもういろいろ。
卿:
髪どめいいっすねー
雀鬼龍:
モチーフだけじゃなくて表現とか過去の思い出とか、ひたすら繰り返し。
もりやん:
引き出しがいっぱいあるんですよね。
卿:
髪どめが光るだけで騒いでたもんオレ(笑
もりやん:
騒ぐな、あれは騒ぐな!
卿:
ただのあれだけで騒がせるテキストって(笑
もりやん:
テキストっていうかあのCGだけで騒ぐよねもう(笑)
卿:
ですなあ
雀鬼龍:
あんな思い出が欲しいよ(笑
卿:
そこまでのもっていきかたですかねやっぱり
もりやん:
ですね。もう細部への気の配り方が尋常でなく。ひとつひとつの日常シーンから積み上げを感じさせて、またそれが思い出になっていくという。
雀鬼龍:
一個一個はもの凄い思い出ってワケじゃないんだけど、この”積み重ね”ってのが大切。
もりやん:
これがみずいろだと、日和と雪希が交代で隣を歩くっていう約束くらいしか、積み上げ的なものを感じさせる要素ってなかったと思うんです。
雀鬼龍:
あったとしてもコンシューマのν日和ぐらいか。
もりやん:
あ、すいませんやってなくて(笑)
これが七海ルートだともう全てのシーンが過去と連続しているといっても過言ではない。
雀鬼龍:
してるねー。完膚無きまでにしてる。
もりやん:
で、中でも注目したいのはやっぱり貸し借りですね。……いいよねコレ!
雀鬼龍:
いいよね!! あれこそ日常における絆って感じ。
もりやん:
単なる習慣でもなくって、困ったときには助けてくれるっていう信頼の証でもあるわけですよね。
雀鬼龍:
一番分かりやすい”積み重ね”でもあるかな。
もりやん:
多分6年とか7年とかあんなことやり続けてるわけですよ。もうお前らケッコンしちゃえと(笑)
雀鬼龍:
するでしょ間違いなく。あれでしなかったら俺が許さない(笑
もりやん:
相殺しないで増え続けるっていうね。もう本当羨ましい。あんまりエロゲの主人公を羨ましがることないんだけどなあ(笑)
雀鬼龍:
もう俺の名前は健ちゃんでいいよ、って感じですよ実際
卿:
みずいろ時代は生霊なんていう大掛かりなギミックだったのが小技でたたみかけるようになってますなあ(笑
もりやん:
いや、つーか、生霊はもう連続性も何もないでしょ。だからアレいらねえんだって!
雀鬼龍:
いるよ、いる! や、連続性って意味じゃ全く同感だけど。シナリオとして好きって意味ね。その辺は前回で突き詰められてるので、ここで言及することじゃないね。
もりやん:
俺キライなんだよなあ(笑) まあ今回はラムネに絞っていきましょう。
雀鬼龍:
止まらなくなるしね(笑
もりやん:
ラムネの話に戻しますと、今回は佐倉さん含めてヒロイン全員幼なじみと強弁できなくもないわけで、やはり連続性のは大きなテーマになっていると感じますね。そこでゲーム内で変化が起きるわけですが……。
雀鬼龍:
過去をどう過ごすかで現在の流れが大きく変わる、と。
もりやん:
ですね。それを身一つで体現している鈴夏さんもおられるわけでして(笑)
雀鬼龍:
あれは正直やりすぎだと思う……。
もりやん:
幼児体験で性格が変わる人、その2。
雀鬼龍:
やっぱり進藤を意識してたのかなぁ。
もりやん:
まあ雪希分よりは進藤分が多い感じですね。
卿:
オレ鈴夏シナリオ好きなんだけど(笑
雀鬼龍:
俺の進藤ルートの評価はあんまり高くないんだけど、鈴夏ルートもやっぱり同様だったり。
もりやん:
俺はキライ(笑) 俺は進藤ルートのほうが好きですね。だって鈴夏の性格が変わる意味ないもの(笑)
雀鬼龍:
進藤ルートの方は「性格が変わる」プラス「いつバレるか」って言う要素もあったしね。
もりやん:
それと、その壊れちゃった部分をどう掬ってあげるかっていうのもテーマとしてあったわけですよね。
雀鬼龍:
鈴夏は性格が変わる理由からしてアレだったしなぁ。
もりやん:
じゃあラムネの場合は、元気な鈴夏ちゃんはどうしちゃったの、あるいはメガネ鈴夏の苦しみはなんだったのと思ったので。
マイナスの積み重ねという意味では発展性のあるアイディアだと思うんだけどな。
雀鬼龍:
やな積み重ねだなー(笑
もりやん:
いやだって、じゃあ疎遠だった期間は無意味だったの?ってことですよ! 他のルートだったら絶対何かしらそこに意味を見出してますから。俺は納得できないですよ。鈴夏ルートで投げただけに熱が入っちゃうけど(笑)
雀鬼龍:
と言う事は疎遠期間に意味は無かった、と? 俺はぶっちゃけ無かったと思ってるけど。
もりやん:
無いでしょ。
雀鬼龍:
無いよねー。
(卿、Photoshopと格闘中)
もりやん:
お前メガネかけさせたかっただけちゃうんかと。……だったら許してやらんこともないが(笑)
雀鬼龍:
その時は元気な鈴夏の猫口を返せ、となるワケですよ(笑
もりやん:
あ、ぎ、しかし、それなら俺はメガネを取りますよ! メガネスキーとして! 猫属性は抑えますよ!
雀鬼龍:
でも俺は縦四方固めで起こしてもらえる朝を取りますよ。
もりやん:
あ、そうか、サブミッションがあった! それはでかい!
雀鬼龍:
柔道姿も良い。良いのだよ。
もりやん:
健康的な魅力ですよねー。過去のねこねこヒロインに見られなかった。
で、弁護側の反対弁論をどうぞ。
卿:
特になし、以上!
雀鬼龍:
無いのかよ(笑
もりやん:
よし、次いこうか。
で、例えばひかりの場合でもね、夏だけの幼なじみを続けるうちに寂しさが募ってたわけですが。
雀鬼龍:
それを真珠と結びつけるのはどうだろう。ちょっと強引と言うか、厳しかったのではないかと思うんですけど。
もりやん:
あれはどちらかといえば過ちの象徴という意味が強いような気がしますけど……。そもそも真珠の養殖なんてそんな簡単にできるのかという疑問はあるんですが(笑)
雀鬼龍:
うーん、その過ちの象徴たる真珠を3人の関係性の象徴にまで昇華させたかったんだと思うんですが、ちょっとそこに至らなかった感じかな。関係性って言っても、あくまでひかりの内部的なものだけどね。
もりやん:
そうですねー。ひかりはポジション的にかなり重要なキャラクターだと俺は思いますし、少々力不足の感はあります。宝石を盗み持っていたっていうのはいかにもそれらしくて好きなんですが……。
雀鬼龍:
あれを海に投げたところで、ひかりの中で何が変わるのか理解しきれなかったのが俺の敗因か。
もりやん:
これはほとんど妄想の領域だと思うんですが……。ちゃんと三角関係的な描写をやってくれたらいいと思ったんですよね。
ひかりにしてみれば、そもそもいとこを自分の傍から持ち去られた立場なわけでしてね。
雀鬼龍:
あのルートって突き詰めてしまうと男1人に対して女が2人だった3人の幼なじみの関係を描いてるだけなんですが、描写がひかりに特化しすぎてて七海のスタンスの描写があっさり過ぎるんですよ。
もりやん:
そう、まさに問題はそこですね。逆に他ルートでのひかりの扱いのぞんざいさはひどいもんなんですが……。
雀鬼龍:
でもむしろそっちのひかりの方が好きな俺がいるワケですが(笑
もりやん:
なんていうか、あの3人っていまいち「輪」を形成してないですよね。
雀鬼龍:
ひかりルートでこそ描くべき「輪」が上手く表現しきれてない。
もりやん:
七海たちが作り上げている場にひかりが加わることで構図が変わるっていうのを俺は随分期待してたんですが、全然でしたね。
雀鬼龍:
ひかりは全然”異邦人”って感じじゃないですもんね。
もりやん:
異邦人でありかつ幼なじみっていう、使い方次第でどうにでもなるキャラクターなんですよ。
雀鬼龍:
勿体無い! 非常に勿体無い!
もりやん:
しかも夏っていうのは健次たちにしてみればある意味「ひかりの季節」でもあるわけじゃないですか。でもそういうの全然ない。例えば健ちゃんとひかりだけの思い出とかね、絶対あるべきだと思うんですよ。
雀鬼龍:
あ、それは言える。
もりやん:
個人的に清香コンパチなこともあって非常に期待してたんですが(笑) これに限らず、七海以外のシナリオでは全体的にお前ら今まで何やってたんだっていうのがありますね。多恵先輩と健ちゃんの付き合いっていったいどういうのだったんだろう(笑)
雀鬼龍:
でもそれを感じるのは七海ルートでの2人の積み重ねがあまりに上手かったからであって、そうでなかったらあまりかったんじゃないかと思うんですよ。
もりやん:
それは間違いなくあるんですけどね……。
雀鬼龍:
まぁ多恵先輩はただの先輩だった、ってことで(笑 過去編なんて無きに等しいし……。
もりやん:
でもみずいろのレベルから一歩前進してほしかったなあ……。デモムービー見たときにサイトで書いたんですけどね。記事消滅したかな……。ひかりの役割は「場」を作ることだったと思うんですよ。
雀鬼龍:
それは上で言ってる「構図が変わる」ってやつ?
もりやん:
ですね。てっきり七海とダブルヒロインに近い形になるのかと。明確に「幼なじみ」のフィールドを持ってるのはあの3人組でしょう。
雀鬼龍:
推し方としてはそれに近い構想があったんじゃないかと思いますよ。ダブルとまでいかなくても、七海に次ぐ存在。鈴夏は明らかに別ベクトルですしね。
もりやん:
やってないからアレなんですけど、Kanon・AIR→CLANNADっぽい変化を期待したんですよね。どうにも健ちゃんから四方八方に線が伸びてるだけっぽい感じが……。
雀鬼龍:
俺はやってるけど、それがどんな変化かわからんです……。ひかりルートに限定してない話だよね?
もりやん:
そうです。なんかCLANNADだとヒロイン同士の絡みがけっこうあるらしいじゃないですか?あと街が大きなテーマとしてあるというし。
雀鬼龍:
特定のヒロインだけど絡みあるね。街は……うーん、そんなセリフはあるけど表現しきれてない感じだったかな。
もりやん:
あ、そうなんすか(笑)
雀鬼龍:
これはねこねこ作品全体に言えることだけど、ヒロイン同士の絡みが少ないよね。みずいろの雪希ルートはある意味特殊。絡みが少ないって言うより、シナリオそのものに絡んでこない感じか。
もりやん:
あれをもうちょっと拡大した感じになるのかと……。結局実現されなかったので俺の中でもまとまってないんですけど、異邦人にして幼なじみであるというところでね。
雀鬼龍:
それを上手く料理して欲しかった、ってことね。
もりやん:
こう、夏という季節を切り取りつつもそれを日常性に中に繋ぎとめるというか……何言ってんだかわからんな(笑)
ひかりの料理の仕方がヘタクソだったばっかりに作品としての器を狭めてしまったという印象はありますね。
雀鬼龍:
ようはひかりの特殊な境遇をもっと活かしてくれ、ってことかな。
もりやん:
そゆことですねー。幼なじみの更なる高みへ。
雀鬼龍:
幼なじみであり夏しか一緒にいられない関係、ってのはシナリオの根幹ではあったけど物足りない感はあったから常に残念。ちなみにPC版をプレイした時ってひかりルートが一番評価が悪かったんだよね、俺。
もりやん:
俺もそうだったんですけど、リプレイして鈴夏に変わりました(笑)
雀鬼龍:
PS2版やったら「ひかりもイイジャン」ってなったのは何か騙されてるのかな(笑
もりやん:
何か変更はあったんですか?
雀鬼龍:
追加エピソードはあったけど、買い物の様子とかそのレベルだった気がする。もっと細かい表現とかの変更はあったけど、当然大筋は変更無し。
もりやん:
騙されてる、騙されてるよ!
雀鬼龍:
あと低かった評価の原因の1つにHシーンがあったから、ってのもあるかなぁ。
もりやん:
ヤっといてそれかっていうのはありましたね。逆にそれを後ろめたく感じるのであれば七海をもっと描かなきゃならない。
雀鬼龍:
あとHシーンの描写そのものに一言申したい、ってのもあった(笑
もりやん:
あー、ほとんど飛ばしたような記憶の残滓が(笑)
雀鬼龍:
健次がイくまでのクリック回数を数えられるレベルだった気が。そりゃねーべ、と。
もりやん:
ええい、早漏めが!
逆に、どうしてもいつも一緒の七海に敵わないという描写は佐倉さんがしっかりしてましたね。専用ルートではどうでした?
雀鬼龍:
専用ルートは正に「七海シナリオの対」って感じでしたね。文中の表現にも出てきてたんですが、七海のポジションと佐倉のポジションが逆に、って感じです。もちろん七海はいいお隣さんの幼なじみであり続けてるんですが、小さい頃からの”積み重ね”の相手が佐倉にな、と。
もりやん:
それはどうなんだろう。七海ルートでは完全に当て馬扱いだったから、佐倉さんファンとしては単純に嬉しくはあり。
雀鬼龍:
「当て馬じゃない」と言うコメントがともさんからありましたけど、どうしても七海ルートだけ見ちゃうとそうなうのは仕方ないと思う。
もりやん:
佐倉さんの引越しで意識が変わるわけですから、あれは当て馬というしかないかと。幼なじみとしての立場の違いというのを描き込んで欲しいんですけどねえ。
雀鬼龍:
そう言う意味では佐倉ルートでの佐倉と七海は同じ幼なじみでも、明確な違いが表現されてましたけど、そういうはなく?
もりやん:
そこで佐倉さんのほうがいつも一緒率が上になっちゃうのはある種反則のような……。まあやらないで批判するのもんですが。
雀鬼龍:
言い方は悪いけど、佐倉ルートってのは七海ルートの七海を佐倉に置き換えただけのルートなんですよ。
もりやん:
そういうことですよね。
雀鬼龍:
もちろん健次が最後に事故を起こすワケじゃありませんが(笑
もりやん:
アレもどうなんだろうなあ(笑) むしろ七海ルートからの分岐に近い形のシナリオこそやるべきだったんじゃないかと、俺は思いますね。
雀鬼龍:
立場の違いを表現するとなれば、それは難しいですよ。つまり佐倉ルートってのは唯一無二の存在となりうる幼なじみという立場は七海だけが立ちうるものではない、と言う可能性を示したシナリオってことになるのかな。
もりやん:
でもね、それってPC版とそう変わるものでもないでしょう。極論すれば。だってラムネの七海以外のルートでは唯一無二の幼なじみである七海が忘れ去られてるじゃないですか。
ほら、やっぱりひかり重要(笑)
雀鬼龍:
重要なんだけどなぁ(笑
(卿、うつらうつら中)
もりやん:
ねこねこソフトってルートの分岐で設定をあっさり捨て去りますよね。みずいろでも過去編でルート選択、現代編は全部完全パラレルって感じだったじゃないですか。
雀鬼龍:
この方式って現代編を描く上では凄くやりやすいし、わかりやすいってのがありますよね。
もりやん:
俺もみずいろでは成功してたと思いますよ。実際前回の対談では褒めてますし。でも過去からの連続を描くラムネではそう簡単に破棄しちゃいかんだろうと思いますね。
雀鬼龍:
それは1人のヒロインに特化して進めるのであれば、手段としてありなのでは?
もりやん:
アリです。アリですが、ラムネはそこからステップアップして欲しかったし、そういう作品じゃないかと。例えば健次と鈴夏の兄妹の感情ってそんな軽いもんかと思いますし。みずいろでだって進藤のやかま性ってこんなに粗雑に扱われてないですよ。
雀鬼龍:
それは鈴夏ルートの表現不足の問題だと思いますが……。
もりやん:
わりと構造的な問題のような気もするんだよなあ……。じゃあやっぱり、七海ルート以外での七海との絆ってナニ?と思いますよ俺は。
雀鬼龍:
良き幼なじみ、だけじゃダメ?
もりやん:
だったら佐倉さんは本当にただの当て馬ってことになりません? 非攻略キャラの感情をちゃんと描かないと、ルートでの盛り上がりは偶発的に生まれたものにすぎないんじゃないかうことになると思うんですよ。
雀鬼龍:
佐倉は七海と絆を築いて輝いてる健次だから、惹かれたってことじゃダメ?(汗
もりやん:
例えばひかりが真珠にこだわるのは、偶然真珠拾いに行ったからなわけでそこだけでばっさり設定が変わっちゃうならもはや“積み上げ“もクソもないですよ。少々暴論気味かもしれないですけど、俺が引っかかってるのはそういうことです。
雀鬼龍:
俺はむしろ”積み上げ”を表現するのであれば、特定のヒロインに特化した形にするために健次の行動によって大きく設定が変わるのはアリだと思いますが。特化したことで他のキャラがないがしろになる部分は確かにありますけどね。
もりやん:
むー、そこが七海シナリオで言うところの「いくつもの偶然を乗り越えて」かー。それはそれで納得できますね。
雀鬼龍:
そこが「いくつもの偶然を乗り越えて」に当たるかどうかは微妙ですが、小さい頃の健次の行動がプレイヤーによるものである以上、全くの無関係とは言えないかな。もちろんその後の2人の関係の不変性(正確には少しずつ変わってきてるけど)と連続性が”偶然”にあたるんでしょうけど。
もりやん:
俺は健次・七海・ひかりの幼なじみ関係に希望を抱いてたぶん、選ばれなかったヒロインとの絆への執着が強いのかもしれないですねー。あと佐倉さんとかひかりとかを簡単に他の男にやりたくないっていうのもある(笑)
雀鬼龍:
ああ、それはある。やってたまるか、と(笑
もりやん:
あと、なんらかの「イベント」によって恋仲になる「フラグ」が立つ、という図式に抵抗があるのは、俺のねこねこに対する「普通」信仰のせいもあります。
雀鬼龍:
無いよねー、イベント。特に七海ルートなんて麻美センパイ以上に何も無い(笑
もりやん:
佐倉さんがいるじゃないですか(笑)
真珠を捨てられなかった、望遠鏡を壊した、横恋慕された、まあそんな程度ではありますが。絆が育つのにそういうのが必要だとは思いたくないんですな。
雀鬼龍:
佐倉の横恋慕に限っては他のイベントと同義には考えられないと思うんだよなぁ。
もりやん:
ふむ、どうしてです?
雀鬼龍:
あれで七海と健次の関係に変化が訪れたワケでは無い、ってのが最大の理由。
もりやん:
それは難しいところだと思うなあ。お互いを男女として意識するきっかけはあれだと思いますが。
雀鬼龍:
どうだろう。俺はあれ以前からそれに近い意識はあったと思ってますよ。
もりやん:
いつまでも一緒にいられるとは限らない、という重要な価値観をもたらしたのが彼女じゃないですか。
雀鬼龍:
そう、佐倉の行動による変化はその1点だけ。ただきっかけになったのは確かで、それも「いくつもの偶然を乗り越えて」の1つじゃないかと。
もりやん:
あ、そうは考えてなかった。うーむ、俺は佐倉さんをただの当て馬と考えたくないのだなあ。
雀鬼龍:
俺もそう考えたくないんだけど……どう考えれば彼女が当て馬じゃなくなるのだろう。
もりやん:
雀鬼龍さんのほうが徹底してる(笑)
雀鬼龍:
だって俺、佐倉好きだし(笑 PS2版をやってみー。惚れるぜ?
もりやん:
PS2入手したら考えます(笑)
雀鬼龍:
ついでにPS2の「みずいろ」も。
もりやん:
まあ佐倉さんがいなかったらいつまであのぬるま湯やってたんだろうとは思いますが、確かにそこで関係は変わっていないとはいえる。そういう展開で「あいつと恋人同士になるなんて考えたこともない」みたいな感じになるのは定番ですけど、七海ルートだとそういう雰囲気も薄いですしね。
雀鬼龍:
佐倉ルートの話で恐縮なんだけど、佐倉ルートだと最初から佐倉を「彼女」として認識してるんですよね。
もりやん:
ふーむ、なるほどー。
雀鬼龍:
だから七海も、ってワケじゃないけど近い立場であることは間違いないと思うんですよ。
もりやん:
七海ルートの対として、PC版の補完として取ればそう考えられますねえ。じゃあ他ルートの七海はなんなんじゃいとループするんですけど(笑)
雀鬼龍:
だから七海との関係の変化もきっかけだけの問題であって、それがたまたま佐倉であっただけと捉えられるんじゃと思うワケで。そして他のルートの七海は……そこまでの関係にならなかったけど大切な幼なじみなんだよ、と。
つまり「いくつもの偶然を乗り越えられなかった」七海になるワケか。
もりやん:
とてもそういう風に描かれているとは思えないんですが(笑)
卿:
ライターの力量の無さということで。
雀鬼龍:
言っちゃったーーーっ!!!
卿:
ともさんと他のライターは格が違いすぎる。
もりやん:
何かしら健ちゃんを支えてくれるとよかったんですけどねえ。
卿:
そらまあねえ。そこも絡めて書くの大変でしょ。
雀鬼龍:
佐倉ルートではかなり健次の支えになってるんですよ……結局はともさんなんですが。
卿:
つまり他のライターにそれだけの力量が無かったという以下略
もりやん:
結局はいつもそこだ(笑)
雀鬼龍:
俺が以前から感じてることに「1つのゲームは1人のライターが全てを書くべし」ってのがあるんだけど、正にコレだと思うんだよね。
もりやん:
そういう意味では俺はともさんをプロのライターとしては評価できないっていうのはありますね。一本一人で書けないんだから。
雀鬼龍:
書きたくてもかけない事情ってのがあったにしても、確かにそれを実現出来なかったのは残念。
もりやん:
ある意味ねこねこ伝統の早期完全分岐システムがそこを糊塗してた面はありますね。
プロといえば、アレもどうかと思うけど。事故(笑)
雀鬼龍:
あれは賛否両論だよね(笑
もりやん:
正直ポカーーーーーーーンとしたよあれは!
雀鬼龍:
ずっと続くかどうかわからない日常、を分かりやすく表現してるとは思う。
もりやん:
平凡が続く奇跡、という七海シナリオのテーマに沿った展開ではあるんですけど、あの形である必要があったのかとますねえ。
卿:
それまで情緒で押してたのが急に理詰めになった感は、あるかな
雀鬼龍:
その「ポカーーーーーーーン」となることを狙われてたとは考えられないだろか。
卿:
そりゃ狙ってたのは狙ってたでしょう(笑
もりやん:
おかしくはないんだけど、えもいわれぬ台無し感が。
卿:
狙いどおりだからいいってもんじゃない意見はあるわなあ。
雀鬼龍:
あそこに至るまでの道のりでシミジミとした感動を味わっていたのに突然の悲劇。必要かどうかと聞かれると微妙かも。
もりやん:
愛の告白とサカナの光で復活っていうのもなあ……。俺は好きじゃないです。
卿:
そういうオレはどっちかというとアリ派なんだけど(笑
雀鬼龍:
俺もあれは好き(笑
もりやん:
また孤立した!
卿:
台無しと言われると確かにそうなんだが
雀鬼龍:
だって号泣したもん、俺!!
卿:
好きなものは好きだから略
もりやん:
つーかこれは例の、「エロゲにこんなん求めてない」じゃないかと思うんですがねー。
卿:
オレは求めてるね
もりやん:
俺は泣けなかったなあ。
卿:
孝之は待たなかったが七海は待った。いやもう立場もなんもかんも違うけど(笑 絆のあり方だよね。復活劇でなくて。
雀鬼龍:
エンディングに至る感動の復活劇を描くためだけの演出だったら許せないけど、そうじゃないと思うので俺はアリだと思うんだよね。
もりやん:
そしてスタッフルームで更なる台無し感が。いや見た俺が悪いんだけど!
雀鬼龍:
あそこでひかりが健次にモーションかけてきたら、台無しどころの話じゃない(笑
もりやん:
君が望むラムネだ!
卿:
BGMランブリングハーツですよ!(笑
雀鬼龍:
もう戻れーなーいー
もりやん:
そしてひかりとのエロシーンから再開!
卿:
氏ねよと
おっといけない。なんか黒いのでてきた(笑
もりやん:
いや、やっぱり病院シーンがやりたかったんじゃねえかと思うよ俺! だってともさんだもの! 大暴走特急ともさんだもの!
卿:
病院フェチ(笑
雀鬼龍:
病院ネタ多いよね。日和しかり。セツミしかり。
もりやん:
スタッフルームでともさんの病院フェチの原因が明らかに! なんて、茶化せる話じゃないんだけど。でもあれを作品に入れるのはことわったからイイって話じゃないと思う、正直。卿さんはたぶん見てないんじゃないかと思うけど(笑)
卿:
見てねえ(笑
雀鬼龍:
あのスタッフルームも賛否両論だったなぁ。あれは「narcissu」をやった後で見ると更に感じるものがある。
じゃあさ、あそこで健次が事故に遭わずにあのままエンディングを迎えてたらどうよ?
卿:
まあ、どうEDにもってくかってのはあるわなあ
もりやん:
俺はそれでも満足だけど、そっちがいいとまでは言えないなあ。
雀鬼龍:
俺もあのままシミジミとエンディングになっても満足出来てたと思う。
卿:
絆のあり方というテーマを意識させる意味では事故は効果的だと思うけどなあ。シミジミEDよりは。
もりやん:
これはユーザーの立場をかさにきた言い方だけど、他のもっとスマートなやり方をとって欲しかった。
卿:
もちろんもっとうまいこと思いつくならそれがいいけどさ(笑
ベストとは言わんが、オレはアリだと思う。というような煮え切らない言葉になるのが痛いところか(笑
もりやん:
効果的なのは認めるけどね……。
雀鬼龍:
突然な日常の終わりを描くにはアレしか無いとは思う。
もりやん:
そこまでの描写が巧緻の極みだっただけに、どうしも納得いかないものが。
雀鬼龍:
でもどこまでそれが求められていたか、が1つの問題ではあるなぁ
もりやん:
本当に終わらせる必要なんかなかったのじゃないかと。
雀鬼龍:
うん、正直なところ俺も完全に納得出来てるワケじゃない(笑 ただアリだとは思う。
もりやん:
事件が起きないことをドグマにしろというと傲慢だけれどもね。
卿:
煮えきらねえ(笑
もりやん:
あれで従来の枠を抜け出したことは確かでしょう。俺は逸脱と思うけど。
卿:
アリナシ論になるくらい微妙なのは確かですな
雀鬼龍:
ねこねこの描く日常性からってこと? >逸脱
もりやん:
そうですね。
卿:
つか枠抜け出さなかったのは120円の冬くらいだし(笑
もりやん:
銀色1章を日常性の観点から認めた俺が言うのは矛盾かもしれないなあ。
雀鬼龍:
でも描きたいのはその「日常」の終わりだからなぁ。その加減は難しくて、ユーザーのボーダーも凄く曖昧。
もりやん:
微妙にさっきの議論に戻るけど、あれが二人の関係を変える「イベント」かというと、そうじゃないかもしれない。
雀鬼龍:
関係を”変える”かと言うとそれは違うね。
もりやん:
そういう意味ではまさにあれも日常の一側面とは言えるんですよ。
卿:
むしろ確かなものであることを証明する方向だね。
雀鬼龍:
極論かもしれないけど、日常を終わらせたあの事故ですら日常で起こりうる……って言われた(笑
もりやん:
幽体離脱とかよりはね(笑)
なんか理詰めだと自分で自分を追い詰めちゃってるけど(笑)、でもなんか納得いかんなあ。
雀鬼龍:
あの事故も「いくつもの偶然」の1つだと言う事ですね。
もりやん:
これがエロゲーじゃなかったら俺もこうまで拘らなかったでしょうね。エロゲーで建前って大切だと思いますから。ほら、18歳とか学生とか(笑)
雀鬼龍:
「エロゲーじゃなかったら」と言うか「ねこねこじゃなかったら」じゃないのかと(笑
もりやん:
それもあるかも。全年齢の120円でも「エロゲー性」を見失わなかったともさんだけに、ですね。
起こりうる、しかし起こらない、というのがよかったな、俺は。願望ですね。
雀鬼龍:
もりやんさんの言ってる「エロゲー性」とは違うと思うけど、「エロや暴力じゃない18禁」ってのは凄く面白い表現だと思うんですよね。つまりある程度の”大人”じゃないと分からない面白さ、って言うか。
もりやん:
それは違うけど面白いところですね。逆に18歳未満にやらせたい作品も多いわけですけど(笑)
雀鬼龍:
そーゆー意味での18禁ってのは120円がその最たるもので、ともさんの書くシナリオってのは少なからずこの点があるんじゃないかと。でも18歳未満にもやらせたい(笑
もりやん:
そこは間違いなく評価に値するポイントなんですけど、独善と紙一重でもあると思うんですよ。これは銀色からずっと危ないところをさまよってきたんですけど、ついに一線を超えたなと思いましたね。銀色だって銀糸のシステム内での救済を完全に無視しちゃいましたからね(笑)
その結果としての錆であって、錆を最大限に評価してる俺はやっぱり批判する立場にないのかもしれない。
雀鬼龍:
独善かどうかはゲームに対するスタンスの違いによるんじゃないですかね。作りたいものを作る、ってのは商業的にはアウトかもしれないけどエロゲー業界ってのはその独善がある程度許容されてる空間だと思いますし。
もりやん:
それはまさに「ある程度」の解釈の問題ですね。最低限エロシーンは入れなきゃ行けないとかあるわけじゃないですか。
雀鬼龍:
明らかにエロがいらないのとかあるしなぁ(笑
もりやん:
本来ならメインターゲットはポルノとして買う層であるべきなわけで、この手の作品の「やりたいこと」って本質的にサブターゲット向けなんですよ。
雀鬼龍:
俺はどっちかと言うとサブターゲットな人間か(笑
卿:
独善でいうなら120円の冬が最も独善的だと思うけどな
雀鬼龍:
同意。
卿:
七海の事故のがわかりやすいし商業的におもねってると思う。
もりやん:
おもねってねえよ(笑)
え、みんなああいうのを求めてるの?
卿:
求めてるかどうかは知らんがこれまでのエロゲ的なものに納めてるとは思う
もりやん:
絶対にウケ狙いじゃないということは断言しておくよ、俺
卿:
ともさん汁は他に出しようがある
もりやん:
出しようがあると思うから否定的なんだけどなあ。
卿:
ウケ狙いというよりはパッケージング的な問題で。
120円の冬を8800で出していいのかって
もりやん:
どう考えたって学園ラブコメのパッケージに収まってないだろうあれは(笑)
卿:
オレはいいんだけど(笑
もりやん:
俺もいいんだけどね(笑)
雀鬼龍:
即買いするね(笑
卿:
作り手は出しづらいと思うよなあ
もりやん:
そうか、ある意味では一歩退いたと考えることもできるか……。
卿:
オレはそういう見方。だから全肯定はできてないわけなんだけどさ(笑
どうしたって不利だよアリ派は(笑
もりやん:
どっちにしてもアシは出るよね(笑)
雀鬼龍:
全肯定も全否定も出来ない。これって結論としては「どっちかと言うと肯定」と「どっちかと言うと否定」しか無いと思うんだよね。
もりやん:
結局七海シナリオの本質が何だと思うかって問題で、まあ前フリは足りてないよねってところですか。
卿:
つまり第3者にわかりやすい結論は微妙ってなるわけだ(笑
もりやん:
こればっかりは水掛け論にならざるを得ないし。
卿:
まあ実際ラムネの評価もそこに収まって以下略
雀鬼龍:
俺は七海シナリオの本質を”究極の幼なじみシナリオ”ってことにしてるけど(笑
卿:
エロゲなんてそれでいいんすよ
雀鬼龍:
アレ以上の幼なじみシナリオはありえないって!
もりやん:
それには同意しておく。
雀鬼龍:
なにせアレですよ、アレ!
もりやん:
アレだもんね!
卿:
ぱいめがの梓鶴エロ可愛いよ!
ごめ関係なかった
雀鬼龍:
関係無いにも程があるな(笑
もりやん:
お勧め作品は後で聞くよ( ´∀`)σ)Д`)
卿:
いや究極の幼馴染とか言われるとつい・・・(笑
もりやん:
つまり七海シナリオにはエロが足りないと、そういうことか!
雀鬼龍:
その代わり雌豹が!!
もりやん:
無修正だよ![1]
卿:
噴いた
雌豹いたなあ(笑
雀鬼龍:
無修正って、ツールで見ないとわからない画像で文句言われてもなぁ……。
もりやん:
でも正直ジャージはエロかった。
雀鬼龍:
ブルマジャージへの愛を感じたね
もりやん:
ということで、空気のように無視されていたジャージ先輩をそろそろ語ろうじゃないですか。
(卿、気絶)
雀鬼龍:
おお、すっかり忘れてた。
もりやん:
作品全体の話と関係ないからなあ(笑)
雀鬼龍:
シナリオとしてはいいんですけどね。
もりやん:
話としては出来いいですよね。ただラムネでやる必要性がないだけで(笑) みずいろにあったら問題なかったと思うけれども。
雀鬼龍:
ただ「ラムネ」のテーマ(じゃないかと思われる)”積み重ね”が全く無いので違和感が。明らかに浮いてるもんなぁ。
もりやん:
多恵の側を考えると積み重ねを見出せないこともないですが、健ちゃんとの関係性で考えると一切ないですね。
雀鬼龍:
ここで言ってるのはあくまで健次との関係性ですから。だからラムネでやる必要性が無い(笑
もりやん:
全然ないですね(笑)
雀鬼龍:
ある意味みずいろの麻美センパイに通ずるものがあるかもしれない。
もりやん:
ただ男の子と女の子が知り合って、恋をして、少し変わったというだけの話。そういう意味で麻美センパイと通じるし、ねこねこ的ではあるかと。通過儀礼というキーワードもヒットしますし。清香の代わりにみずいろに収まってたらいいと思うんだけどなあ(笑)
雀鬼龍:
あの学校にジャージでいたら違和感ありまくり。
もりやん:
いや、ジャージもちょっと派手になってんじゃないですか(笑)
雀鬼龍:
20年前でも問題無いレベルでレトロなジャージが多恵先輩の持ち味ですよ!
もりやん:
ジャージはえんじ色に決まっておる! ブルマの中にはシャツを入れる! さすが1周遅れのセンスの持ち主(笑)
雀鬼龍:
そしてブルマは紺。流石は自治会長だ。
もりやん:
まあ、そうですねえ。幼少時からの積み上げがなくても絆を結べるという話にすればまだ居場所はあったのかなあ。
雀鬼龍:
でもそれは幼なじみじゃない普通のヒロインのシナリオ、ってだけですよね。幼少時から描かれているラムネだからこその何かが欲しかった
もりやん:
君望にあゆ様がいるようなモンですよ(笑)
雀鬼龍:
あー、あゆまゆはねぇ……でも蛍さんはOK!
もりやん:
あ、俺と逆だ(笑) すかてんメンバーはカウンターとして必要かと……って関係ないな(笑)
雀鬼龍:
うっそ。君望は遙と水月と蛍さんと文緒さんがいれば(以下略
もりやん:
いや、もちろん天川さんでタオルが要るほど泣いたんですが! それこそ君望じゃなくていいだろって話でね(笑)
雀鬼龍:
天川さん、じゃなくて蛍さんと呼べ!
もりやん:
ひっ、すいません! 正直泣いたけど思い入れがないんです!
雀鬼龍:
多恵先輩は一瞬だけとは言え子供時代の公園で出会ってるじゃないですか。もっと子供時代を練りこめなかったのなぁ、と思うと悔しいんですよ。 >唐突に話は戻る
もりやん:
子供時代というか、過去編と現代編の間の時期ですね。何やってたのかと。完全にどこの馬の骨との知れぬジャージに惚れる話だったらそれはそれでやりようがあると思いますが。
雀鬼龍:
普通の先輩後輩をやってただけですからね。世間的にはそれが普通なんだけどゲームとしてそれはどうなんだ、と
もりやん:
端野が周りレベル高いのになんでジャージなんだって言ってるんですよね。佐倉さんが告白したときの反応にしろテキストになってないわけじゃないけど掘り下げが一切ない(笑)
雀鬼龍:
まぁ端野はひかり一筋なんで許してやって下さい。
もりやん:
だからってやらんけどな!
雀鬼龍:
七海ルートでは踊ってもらえてイイ雰囲気だったような?
もりやん:
おにいさんはゆるしませんよ!!!!!
そう、あの唐突っぷりもよくわからん(笑)
雀鬼龍:
あれは何故か許せてしまう俺がいます。
もりやん:
本当は……本当はひかりが一番好みなんですよ。ただ扱いが悪いからいかんともしがたいだけで。
雀鬼龍:
にしてもねこねこ作品って男友人キャラがひたすらに冷遇されてるよね。
もりやん:
Kanonにいたから入れてるだけじゃないんですか?(笑)
雀鬼龍:
金髪ツインテールツンデレですか。確かにキャラ的にも設定的にもいいものを持っている。男友人キャラって言うか、男キャラにはひたすらボイスを入れない徹底っぷりが何とも(笑 女子Aにボイスはあっても親父には無いってのはどうなのよ。
もりやん:
どうせなら幼なじみ3号にしちまえばよかったんですよ。つよきすになるけど(笑) いや、ToHeartかな?
雀鬼龍:
男性キャラって言うか最近は主人公にボイスがあるゲームも多いけど、朱なんかは主人公ボイスがあってもいい作品だったと思いますね。ラムネは無くてもいいけど。
もりやん:
俺はオヤジに声が欲しい!
雀鬼龍:
健柳流にボイスが無い方が不自然だよなぁ。
もりやん:
まあ主人公にボイスがないのはドラクエの法則でしょうがないにしても、男性キャラにボイスがいらない理由ってエロシーンくらいですよね。喘がないならあったほうがいいに決まってますよ。健柳流は喘ぐけど(笑)
雀鬼龍:
学ランの各務さんはイイね!
もりやん:
娘より好きな俺がいる。
雀鬼龍:
ボイスと言えば相変わらずねこねこ作品では主人公の名前を呼んでくれないのが寂しい限り。
もりやん:
寂しいというより、不自然なんでやめてもらいたいですね。
雀鬼龍:
名前を呼ばないことで明らかに不自然なセリフとかもあるしなぁ。デフォルトの名前ぐらいは呼ぶようにしてもらいたい。むしろ固定でもOK。
もりやん:
そんなに自分の名前を読んでもらえるのが重要だろうかと。声も付かないのに(笑) 俺は固定派なんでいわずもがなですね。
雀鬼龍:
そして話はすっかり多恵先輩から離れてしまったワケですが。
もりやん:
話すことないなあ(笑)
雀鬼龍:
話としてはいいけど、ラムネとしては浮いてる……でFAかな。
もりやん:
突然幼児化する先輩がいかにかわいいか語るような席でもないですしね。
雀鬼龍:
可愛いけどね!
もりやん:
まきいづみ=ロリはやはり強固かつ至高であると。
雀鬼龍:
ただまきいづみさんの演技で言うなら、普段の口調で話してる時の方が好きだなぁ
もりやん:
役作りの都合もあるのかもしれませんが、あっちのほうが気合が入ってたのは確かでしょう。
雀鬼龍:
もちろんロリ系の声も激しく俺のハートを揺さぶります。ええ揺さぶりますとも。
もりやん:
幼児プレイキタコレ!!!!!!と猛ってました、ええ。
(思わずリプレイ中)
雀鬼龍:
今リプレイかよ!
もりやん:
(オート垂れ流し中)
雀鬼龍:
嫌なBGMだな……と言い切れないのがもっと嫌だな。
もりやん:
話としていいのもあるし、文章も比較的端正ですしね。ピンで見れば好きですよ。なんせ麻美党であることですし。鈴夏ルートのテキストなんかひどいですからねえ。
雀鬼龍:
正直な話、テキストのレベルで言えば七海シナリオの次点につけてると思います。読んでて面白いですし。トップと次点の間にはかなりの格差がありますが(笑
もりやん:
シナリオの出来やら何やらバラバラなのは今に始まったことじゃないけど、まあ今回わりとひどい気がするんですが、BGMも今回複数に発注してますよね。
雀鬼龍:
BGMの複数発注は朱でもやってますよ。
もりやん:
あ、ほとんどやってない(笑)
もりやん:
リプレイしてみて、やっぱり統一感に欠ける印象はありましたねえ。
雀鬼龍:
そこで「1つのゲームは1人のライターが全てを書くべし」ですよ。
もりやん:
ねこねこソフトとしては基本的に人手を増やしていく方針なんでしょうか……サナララってどうなんです?
雀鬼龍:
サナララは4つのシナリオを4人のライターさんで書いていて、テキストの雰囲気もバラバラ。でもオムニバス方式なので、逆にその違いが面白い。
もりやん:
完全にバラバラであればさほど気にならないかもしれませんね。
雀鬼龍:
それでいて『起承転結』があるので、その辺はかなり評価できるところだと思いますよ。
もりやん:
見るからに120円系なので期待はしてるんですよねー。
BGMは?
雀鬼龍:
うーん、BGMは印象に残ってるのは無いけど、違和感を感じたのも無かったです。
もりやん:
銀色にせよ、オムニバス方式はねこねこに合ってるのもかもしれないですね。
雀鬼龍:
あ、スカーレットのアレンジバージョンはお気に入りかも。今の複数ライター方式を採るのであればオムニバスの方が向いてるのかもしれないですねぇ。
そこで完全新作となる次回作ですよ。
もりやん:
ともさんが全部書くのがありえない以上期待にも限度があるんですが……。まだサナララもナルキッソスもやってないですし。ここ最近の流れを見るとどんな感じになりそうですかねえ。
雀鬼龍:
でもかなりの部分をともさんが書くのでは? かなり期待が込められた予想ではありますが。
つかナルをやってないってのが理解出来ません(笑
もりやん:
ラムネでねこねこ筋が疲弊してるんですよ(笑) 銀色スキーなのでまず外れはないでしょうが。
つーかサナララとナルキは次回対談のネタって話だったんですよね(笑)
雀鬼龍:
おっと(笑 時期的にも早急に実施しないと。
もりやん:
あ、麻雀は入ってないんで。
雀鬼龍:
あれは明らかに対談の主旨にそぐわないでしょ。日和の地和どうよ?とか(笑
もりやん:
フザけたソフト作ってんじゃねえよという怒号が渦巻く感じで! いや、本当に作りたいものを作ればいいってものじゃないでしょうという意味ではなかなかに興味深い題材かと(笑)
えーでは、すでに死人も出ていることなのでそろそろまとめに入りましょう。
雀鬼龍:
卿さんは旅立たれました……。
もりやん:
ラムネのテーマは……“積み重ね”である、と。
雀鬼龍:
そしてそこから生まれる”絆”である、と。
もりやん:
しかし今一歩の詰めがありえた、といったところでしょうか。結論だけ言ってもちっとも面白くねえな(笑)
雀鬼龍:
シナリオによっては一歩どころじゃないけどね(笑
ぶっちゃけた話、俺は「ラムネ」を義務ゲーにしてるけどコレは七海シナリオの評価によるものだし。
もりやん:
ともさんが浮いてるのはいつものことです。
雀鬼龍:
そうそう。今度のアニメ化についても一言お願いします。
もりやん:
無理あんべや!?
雀鬼龍:
無理だよなぁ……。
もりやん:
七海ルートやれないでしょう、だって。
雀鬼龍:
やるとしたら七海シナリオしかありえないけど、七海シナリオはまず無理、と言うジレンマ。あれはアニメに向いてないよね。
もりやん:
D.C.ばりに割り切ってやるのもそれはそれでアリかな、という気も。
雀鬼龍:
それも無理だよなぁ(笑
もりやん:
萌えゲーじゃないスからね(笑)
雀鬼龍:
果たしてどうなるのか期待半分不安半分ってとこかな。
もりやん:
いったいどういうつもりで声がかかったのか、とひたすら疑問。なので真っ白な心で待とうと思いマス。つまりは考えないように。
雀鬼龍:
ですね。あとはウチのTVで映ることを祈りつつ。
もりやん:
では、ひょっとしたら近いうちに次回があるかも?な感じで、今回は締めといたしましょう。
雀鬼龍:
お疲れ様でしたー。
もりやん:
お疲れ様でしたー。卿さんもお疲れー。
雀鬼龍:
返事が無い……ただの屍のようだ。
ロスタイム
雀鬼龍:
最後にもう1つだけ言わせて下さい。
もりやん:
うぃーす。ロスタイムいきまーす
雀鬼龍:
PS2版で追加された新キャラで鮎川美空っているじゃないですか。
もりやん:
そういえばいたなあw
雀鬼龍:
クリア直後の感想では悪印象だったシナリオも、何故か時をおくと俺の中で改善されたりするんですが、ただ1つ納得出来ない、つか許せないのはEDに「ラムネ」が流れたことなんですよね。
もりやん:
ラムネがどの曲かよくわかってない!
雀鬼龍:
七海ルートのエンディング曲だっつーの!!
もりやん:
エンディング……飛ばしたかも……。あーあー、これですか。
雀鬼龍:
実はこの対談中ずっとBGMにかけてたっつーの!! (聴こえてなかったと思うけど)
もりやん:
俺は多恵さんの喘ぎ声だった(ノ∀`)
雀鬼龍:
この曲はさ、七海のエンディングだからこそ、七海だからこそ、の曲なワケですよ。
もりやん:
少なくとも専用に用意したわけですしねえ。
雀鬼龍:
もう歌詞を見れば一目瞭然なんだけど、七海以外ではありえないんですよ、この曲を使ったエンディングは!!
もりやん:
つーかもう、なんでいるのあの人? 美空いらなくね?
雀鬼龍:
いらないねぇ……浮いてるもん、多恵先輩なんて目じゃないぐらいに。
もりやん:
歌詞ってマニュアルに載ってましたっけ?
雀鬼龍:
エンディングだし、載ってないんじゃない?
もりやん:
リスニングしてみるか……。
雀鬼龍:
PS2の方のマニュアルには載ってる
もりやん:
二人で超えてきたいくつもの偶然たち! 超えてねえだろうがお前は!
雀鬼龍:
だべ! だべ!!
もりやん:
みずいろのセンセーといい……なんつーか……。
雀鬼龍:
俺、美空ルートをクリアした時、悪いけど素でキレかかりましたよ。
もりやん:
いや、キレていい。正しいっスよ。
雀鬼龍:
やっぱりPC版の段階で1つの形として完成してた作品に、新しいキャラ・シナリオを追加するってのは諸刃の剣ですよね。
もりやん:
ましてラムネに関しては佐倉さんルートっていう追加要素があったわけでね。なおさら存在意義がわからなくなりますわな。あー、なるほど。うわーこれはちょっと、ひでえな。
雀鬼龍:
美空まで必要だったのかなぁ。マイナス要素とまでは言わないし、面白かったのは確かにあるんですが。
もりやん:
バイク出したかっただけじゃねえのこれ。
雀鬼龍:
でもEDで「ラムネ」を流す必要は無いでしょう……。
もりやん:
ツーリングフェチでねえのこれ。
雀鬼龍:
担当は秋津さんだけど果たして。
もりやん:
ボーカル曲が増えると扱いも粗雑になるもんなんすかねえ。
雀鬼龍:
少なくとも「ラムネ」と言う曲に関してはちょっと残念でした。何か悔しかったもんね、何故か俺が(笑
もりやん:
そういや、みずいろだと全ルートで水色のものが出てきたと思うんですけど、あれ、麻美ルートでもあったかな……。
雀鬼龍:
また突然だな(笑
もりやん:
ラムネだとひかりルートでしか出てこなかったような。ほらひかり重要!!!!![2]
雀鬼龍:
ラムネ色の海、ってやつ?
もりやん:
それそれ。いや、ラムネって色だったんだと思いましたけど!
雀鬼龍:
他のルートでは、かぁ。正直覚えて無いけど、一番ラムネに関係してるのは佐倉ですよね。
もりやん:
あれもこじつけくせえけどなあw 佐倉ルートだとどうでした?
雀鬼龍:
佐倉ルートをやって下さいよ。もうラムネばりばりですよ。ラムネ無くして2人の関係は無かったね!
もりやん:
むー、それはやらねばならんなあ。ともさんのモチーフ芸大好きなんで。
雀鬼龍:
佐倉ルートは七海ルートとの対比が一番の見所かな。
もりやん:
ラムネ≒七海ルートであるからには、やはりそこを見なければ完全にはならんかもですね。
雀鬼龍:
そのためだけでもPS2版は購入すべき。
もりやん:
美空は……うん、飛ばそう。それがいい。
雀鬼龍:
佐倉ルートは”補完”ではなく”拡張”と言った方がいいかな。
もりやん:
まあ、そう考えるのが自然でしょう。
雀鬼龍:
そして新・佐倉に存分に悶えるがよいのですよ。
もりやん:
悶えましょう、悶えさせていただきましょう。
PS2版の話はこんなとこですかね?
雀鬼龍:
ですね。少しスッキリしました(笑
もりやん:
よーし、これにてロスタイム終了ー。
雀鬼龍:
改めてお疲れ様でしたー。
もりやん:
っしたー。